日本庭園、橋あれこれ

日本庭園において、橋もまた大きなポイントになります

苑路(庭園内の道)が遣水とかの流れを跨ぐとき、
島ととやり取りで使われます。

特に池の中の中島は、神仙思想で蓬莱山とかに見立てられます。
不老不死の庭園
そこで、橋はこの世とあの世の結界、文字通り、橋渡しになります。

平橋
一番一般的な橋です。
故に、自己主張をあまりしない

周りの景色に溶け込ませたい場合に使います。

木造が多く軽い感じ
敢えて重厚感を持たせたくない場合です。

反橋
うわっ、日本庭園!

特に赤く塗っていたりすると
バシバシ何枚も写真を撮りたくなります

こっちは思いっきり自己主張です

特に浄土式庭園の場合は、これを渡れば極楽浄土に行けるって気がとてもします

石橋
材料の側面から考えると、
木の次に、石というのもあります。

石の橋は庭園の中でも、大きなポイントになります。
極力加工せずにどんと置いた場合


真っ直ぐに加工した場合


反らせる事も出来ます

石を素材に、反り橋だって

数枚組み合わせると、これまた趣がある

土橋
石も良いけど土も良いのよね

縁に草が生えていたりするのは土橋じゃないと無理で
日本庭園とよくなじみます。

素朴さが売りかな

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ヒノキ

花カレンダー始めました

[昭和歌謡]65 神田川

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

神田川
かぐや姫
作詞 喜多条忠 作曲 南こうせつ
1973年

♪貴方はもう忘れたかしら
赤い手拭いマフラーにして
二人で行った横丁の風呂屋
一緒に出ようねって言ったのに

神田川、出ましたね
神田川って関西人の私としては
この歌の雰囲気からしてとても川幅の狭いイメージ

東京に出てきてから、神田川を見てビックリ
こんなん、神田川ちゃう!

でも、東京をくまなく歩いて、都市事情が分かってくると
なるほど、と納得

23区内に流れる川
イメージですが
23区内に流れる川と限定すると
2種類しかありません

ひとつはどでかい川
荒川、江戸川、隅田川
荒川

隅田川

二つ目は、神田川クラスの川
例えばこれは目黒川

石神井川

四角くコンクリートで固められている川で
川幅はそこそこある

これだけ

一生懸命思い出そうとするんだけど
これより細い川を、思い出せないんです。

おそらく都市の事情として、
防災、悪臭、衛生とかの関係で
細い川は全部埋めちゃったんじゃないかな
あるいは暗渠(地下に埋めて流す)

下水道網が整備されているから
川がなくても雨は溢れないんでしょう。

神田川も
三畳一間の小さな下宿の窓の下に、
このコンクリのそこそこ川幅がある川があったとして
まあ、問題ないのかなと

河川敷に緑豊かな細い川だと確かに爽やかになっちゃいますしね

ああ、東京の人は可哀想、と思いますよね
ところが面白いことにそうじゃない

東京の人って、
一部の金持ちと独身の人以外は、都心には住んでいません

埼玉千葉神奈川
茨城だったりもします。

そっちには、河川敷に緑豊かな細い川がありますよ
昨日紹介した野川なんてそうですし
うちの東久留米市には、黒目川、落合川

川遊びだって出来ちゃいます。

神田川
歌に戻りましょう

この歌は、作詞の喜多条忠が、実際に三畳一間の窓の下に神田川が流れる部屋で
暮らしていた経験をベースにしている
お風呂屋さんは、早大西門通りにある、安兵衛湯という銭湯

一緒に風呂屋に行って、女性が待たされる?
へえ、そんなこともあるんだ
女性の方が風呂は長そうなイメージだけど。

はい、そうなんです。
実際は男性の方が待たされていたんだけど
なかなかそれじゃ歌になりづらく
主人公を逆にした。

ただ、貴方の優しさが怖かった、
って何か違和感ありますよね
優しかったら怖くないでしょ

でも、この違和感がヒットした理由かとも思いますが。

これもどうも逆らしい。
本当の主人公は男の側ですから。

とても家庭的な彼女
自分は夢があるけど、今はまだ糸口もない。
料理作ってくれている彼女を見ていると
就職して、平凡な家庭を作るのも悪くないのかな

いや、いかんいかん
夢か現実か
毎日の葛藤があった若かりし頃が
この詞に繋がった。

思い出
このあたり、ドンピシャ
私は、最初に買ったレコードが、グレープの精霊流し
2枚目がかぐや姫の妹
♪いもうーとよー

以来、フォークソングにはまっていった。

フォーク同好会の会長やって
文化祭でコンサートやった

あかん
懐かしすぎる

この前
神田川沿いのウォーキングイベントで
神田川についたとき

はい、みなさんご一緒に
♪あなたはもう忘れたかしら

次々次行きましょ

ええっ、歌おうよ
楽しみにしていたのに

なかなか歌わせてくれないんですよね

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ウンナンオウバイ

花カレンダー始めました

小金井を歩いて紅葉三昧、続き

滄浪泉園から小金井を歩いて、紅葉三昧
の続きです。

野川
湧水の道を経て

野川へ

野川の良いところは
河川敷まで降りて、河川敷をずっと歩いていけること


結構長い距離歩けます。
橋の下は頭がぶつからないように屈みます。

ずっとそのまま、野川を歩いても良いのですが
ガイド本に出ていた、金蔵寺に行ってみましょう

その途中に、はけの緑地2というのがさりげなくありました。
2というくらいですから、いくつかこういった緑地を保全してあるのでしょう
わが東くるめ市や清瀬市にも、保全緑地というのはありますが
緑地を保護してあるという事だけです

ここは、もう庭園と言っても良いほどのレベル




金蔵院

ここの素晴らしいところは木
300年を超えるケヤキとムクノキがあります。

金蔵院の前は、はけの道
崖線(長く延びる崖の下)を辿っていく道です。

一般家屋なのにそれこそ300年越えているんじゃないかと思われるような巨木があったりします。

はけの森美術館というのもありました。

仏像を描いた絵画展を
やっていました。

覗いてみましょう

あっ、入場料500円だ

受付のお姉さんと目が合っちゃいましたけど
ペコリと頭を下げただけで出て来ちゃいました。

再度、野川沿いの道に戻ります。

武蔵野公園
突然、視界がばっと広がります。

武蔵野公園

グーグルマップで広い公園だとは分かっておりましたが

な、なんじゃこりゃあ
思わず笑ってしまうくらいの広さ

だだっ広いという表現が正しいかも

小雨が降っていたので、少ししか人はいませんでしたが
天気の良い日はバーベキューとかで賑わうのかも知れません
小雨の中でも、二組の家族がバーベキューをしておりました。

モトクロスの自転車のコースでしょうか
こんなのもありました。

グーグルマップに上がっている写真だとこんな感じ

ここは、イチョウの紅葉でも有名らしいんですが
イチョウは終わっちゃっていました。

桜の時期もすごいことになるようです。

真ん中に、野川が通っているのですが
川の横の通路が
紅葉の錦、神のまにまにになっていました。

まあ、とにかく広い
雨が降ってきたので一部だけで引き上げることにしますが
今度は季節を変えてまた来ることにしましょう

野川公園というのがあります。
武蔵野公園を抜けると、そのまま続いて、野川公園になる
そこは、武蔵野公園以上の広さ

小金井市は土地が有り余っているんでしょうか

こちらも色んな事が出来るようですが
雨が降っているので
今日はこの辺にいたしましょう。

どこ行こう、そうだ!、おでかけマップ


ローズヒップ

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滄浪泉園から小金井を歩いて、紅葉三昧

土曜日、久々に出掛けないと、色んな事が出来たので
日曜日も、と思ったりしたけど、駄目ですね
ああ、たまらん

お出掛けっ
地図
武蔵小金井
家の前から、武蔵小金井駅行きのバスが出ています。

武蔵小金井駅スタートのコースといたしましょう。

滄浪泉園
そうろうせんえん、と読みます。

いやあ、わが家の近場にこんな素晴らしい庭園が残っていたとは。
おみそれ致しました。

特に、紅葉を狙っていた訳じゃないのに
バッチリでございました。



このおだんご地蔵というお地蔵さん、良いお顔してはる

あっ水琴窟だ


鳥の声に混じって、微かに聴こえる音色
ああ、ずっと聴いていたい
動画も撮ったんですが、全然音までは無理でした。

このあたりは、「はけ」と言って
武蔵野台地と低地との境で、崖がずっと続く
そこから、清水が湧き出す
崖と清水を利用しての見事な庭園が出来るんです。

都立9庭園、国分寺にある殿が谷戸庭園もそうです。

環境楽習館
「環境楽習館→」と出ていた
ガイドや、グーグルマップにも出ていなかった
何だろう行ってみよう

小金井市がやっている
エコな住宅を作るための展示場というかサンプルハウスというか
スタッフの男前の若いお兄ちゃんが丁寧に説明してくれた。

雨水を床下に貯めておき
夏は床がヒンヤリ
屋根にも水を送って、気化熱でヒンヤリ

冬は貯めた水を屋根に送って太陽に温めてもらってから床に戻してあったか
冬で、日が照っていない日は、木材チップを燃やすエコストーブで水を循環させながら温める

今日は、無茶苦茶寒い一日だったけど
確かにその部屋は、それ以外の暖房なしなのに、寒くなかった。

すごいですね
あなたがこれを考えたんですか?

いえいえ、お偉い教授が、小金井市とタイアップして考えた見たいですよ
良いもの、見せてもらいました。

三楽の森
次の目的地は三楽の森
横の三楽公園では少年チームが野球をやっている
地図では、その横が三楽の森

確かに木もいっぱい見えるのに、どこから入って良いか全く分からない
結局分からず、元の三楽公園のところに戻ってきた

おかしいなあ
ここは、前田さんって個人の住宅の気がする
その車の置いてあるところを裏に回ってみた

えっ、こんなところに入口が
説明書きを読むと、それもそのはず
ここの所有者は前田さんで
どういう経緯なのか、小金井市が仮り受けて、公共緑地になっている

そりゃ、前に前田さんの車が止まっていても文句は言えません
前田さんは、絶滅しかけている生き物や植物を守ろうと
巣などになれるような色んな仕掛けを大切に大切に手をかけてくれている

入るとなんと広いことか

ここも見事な紅葉

ありがとうございます。前田さん。
紙面を通じまして、お礼を申し上げます。

貫井神社
実に立派な美しい神社

これぞ、はけの神社!っていう神社

湧き水が横を流れ、池に豊富に流れ込む

見上げると、崖の上に登っていけるように階段が。
登って見よう

見下ろすと、立派な神社の社殿
なかなか、この角度から神社を見下ろす事はないですね

いかん
雨が降ってきたぞ
先を急ごう

長くなりそうです。
続きは明日にいたしましょう。

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ


ネメシア

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