[料理] 美味しくできました

村上良かったですね

ということで
今まで撮っておいたお料理を一気に紹介

(ということで、の意味分からん)

本日3/21の分
次女が来るので、いつもより多めです

ラザニア
次女の好物です。
デミグラスソース、ラザニア、ホワイトソース、ラザニア、デミグラスソース
という要領で五層に重ねます。
考え方的には法隆寺の五重塔と一緒です。

見た目的には最後はデミグラスにすべきだったなあ

小松菜と豆腐の炒め煮
こういうのって小松菜が良いですよね

唐揚げ
これも次女の大好物
こんなにいっぱい作っても気がつくとなくなっている

ここからはカミさん向け
カミさんはどーんとしたものより、ちょこちょこっとしたものの方が好き
カボチャの煮たの

オクラのなめことえのきのソースがけ

3/19(日)
なすのネギソースがけ
なすを素揚げにして、つゆのネギソースをどばっと
なすがトロンとなって、ああもうどうとでもして、って感じ

チータラ巻き
タラとチーズと大葉としめじを春巻の皮で巻いて揚げました
この材料の組み合わせで美味しくないはずがありません
揚げたてはパリパリっとして、おおたまらん

2/26
ジャガイモのチーズガレット
スキレットにジャガイモの細く切ったのを並べ、大葉、ピザ用チーズ、大葉、ジャガイモ
上からギューギュー押さえつけて焦げ目をつける
ひっくり返すのがとっても大変
チータラ巻きでもそうだけど、チーズと大葉の組合せってなんでこんなに美味しいのか
次女がとても気に入ったようなのでリピートです

棒餃子
いかん。これ無茶苦茶美味しかったのに、レシピどっか行っちゃった
何巻いたっけかなあ。リピートしようと思ったのに

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[天皇]100 後小松天皇。心を殺してまで

天皇シリーズはキリの良い第100代天皇となりました。
南北朝が統一された初めての天皇なので、そういう意味でも節目

現在が126代なので、あともうちょっと
時代的には室町時代の始まりで江戸時代も来ていないのに、もう100って不思議な感じがします。
このあとは、一人一人がかなり長く在位するからです。

一番大きな理由は、お金がないから

譲位して色んな儀式をするにも金がかかる
仕方ないなあ、行けるところまで行くか、って感じです

後小松天皇への譲位の時も大変でした。

後小松天皇

譲位
どんどん支配を強めていく足利義満
北朝5代後円融天皇としては、できれば抵抗したい

でも、完全に決裂できない理由がありました。
朝廷内での派閥争いがあるため
早い段階で自分の息子に譲位してしまい
天皇の系統を自分の系統で確立してしまいたい
義満の後押しが欲しい

次は後円融の息子という事で行きましょう
と言ってもらえませんか

義満としては、
はあ
何で私がそんな事言わなきゃいけないの?

後円融の息子が候補者の中で一番年長だし
他の条件を考えてもゆらぎない
何も言わなくったってそうなる

どうしても言え、と言うなら言いますけど

後円融天皇のお考えの通り、進めていただいて構いません

ほっとひと安心

ところが、精神が壊れていっている時なので
数年後、同じことを頼む

しつこい。既に言ったよね

後円融天皇としては、不安で不安でたまらないので
もっと明確に、さらに公の形で言って欲しい

ハイハイ
次は後円融天皇の息子ね

ここ弱味だな、と分かっちゃったので
よし、利用してやれ

えーっと、即位式をやりたいんですが

ああ、良いんじゃない

つきましてはお金がですね

今のお金にすると1億円くらいでしょうか
義満はどでかいお寺を建てようとしていたので
それと比べれば、はした金
でも朝廷側では、それすら出せない

良いよ

ところが、いつまでたっても、そのお金が渡ってこない

壊れていく後円融天皇

義満さん、即位式の取り仕切りを色々お願いしたいんですが

それは違うんじゃないですか
朝廷の一番大切な儀式ですから

ごもっとも
でも、実際には朝廷の人材を直接管理しているのは義満だから
義満が関与せずには何にもできない
分かっていながらの発言

本来おかしい事も、天皇の口から「そこを何とか」と言わせてしまえば
全て大義名分が立つ

結局全て義満が天皇に言われて「いやいややる」形を作り上げた。

当日の朝、後小松はまた普段の住居から義満の家に移され、
改めて義満の家から、義満と同じ車に乗って出発し、式場の太政官庁に入った
義満は、高御座を囲む帳の中まで入り込み、後小松を手取り足取り介助した
異例どころではない。あり得ない

その日、後円融はというと、会場に来もしなかった
即位式に来ない上皇などどこにいるだろうか
それじゃ譲位にならない
自分の心を殺してまで譲って譲って勝ち得たことなのに

今回、後小松天皇については即位までだったので
次回は続けて、即位後の話をします。

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[ことば]様や殿や方やあなた

足利将軍シリーズのために「室町の覇者 足利義満」という本を読んでいるのですが
義満を理解するために必要だとして
義満が作り上げた新しい概念「室町殿」や「公方様」という考え方が解説されています。

かなり長いのですが、極めて興味深いので
番外編として、日本語の成り立ちを話していくことにします。

日本語に特有な「婉曲表現」
直接的な表現を避け、オブラートに包んで、回りくどく表現する

貴い人を名指しで呼ぶのは畏れ多く、婉曲に呼ぶべきだ、という基本的考え方に始まります。

肩書き、住んでいる場所、住んでいる建物などで
直接表現しないものの誰の事を言っているか分かるようにする

建物の名前で住んでいる人を表すのは便利な方法で
殿というのは元々、建物の事。御殿、ですから
九条大路に面していれば「九条殿」という感じ

殿はかなり万能で、一定以上の位の人は全て殿をつけて良い
あまりに便利なので、建物に限らず官職や地域にもつけるようになっていく

「右大臣殿」
「鎌倉殿」

それ以外にも、「坊」「院」「軒」「斎」「局」など全て建物由来の言葉

建物由来以外の婉曲表現による呼び方には「方」がある
方角
どこどこ方面に住んでおられる方

さらに「様」が登場してくる
元々「〇〇の様な」を語源とする方角を表す言葉
あなた様、なんて婉曲の局地
あちらの方に住んでおられる方、という事

「殿」があまりに一般化しすぎると、言葉というのは面白いもので
いやいや、もっと貴いと感じているんですよ、と表現するため
殿を使える人たちの中でさらに位の高い人に対して区別のために「様」が使われるようになっていく

このあたりまでの基本の基本を踏まえ
次回、「室町殿」や「公方様」とは何なのかに進んでいきたいと思います。

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[東京ミステリー]ヤマトタケルの人気の秘密

前回、東京ミステリーシリーズで、関東に無茶苦茶多い氷川神社の話をしました

今回は、やはり東京を歩いていてあっちこっちの神社につ祀られているヤマトタケル

古事記・日本書紀の神話に出てくる人物で
やたらに人気がある

古事記・日本書紀では東伐したことになっているので
元々の関東の人からすると征服者のはず

心情的に拒否しそうなものですが
根津神社、鳥越神社、白鳥神社、妻恋神社、
富岡八幡宮、下谷神社、花園神社等々
ゆかりの神社が110もあります。

東伐というからには、古事記・日本書紀で勇猛果敢なエピソードが満載かと思いきや
敵をガンガンやっつけて的なのが全くない

やられそうになって、草薙剣で草をかったら、火がおきて勝っちゃったとか
船でおおしけに会い、沈みそうになって、
オトタチバナヒメという奥さんが自ら海に身を投げて海神を沈めたとか
その後も、奥さんのことを想い続けて、我が妻よ、と言ったのが東をあずまと呼ぶことになったとか

そもそも、東伐せよと命じられたのは、お父さんの景行天皇に嫌われたから
草薙剣を授かったくらいなので、次期天皇には違いないのに、
結局は遠征から帰れずに、白鳥になって飛び立つ
最終的に成功していないので
判官びいきの日本人にとっては人気が出るのでしょう

ヤマトタケルの幼名は小碓尊。(おうすのみこと)

第十二代景行天皇の長子・大碓と次子・小碓は「一日に同じ胞にして雙(双)に生れませり」と
『日本書紀』に記されています。
双子だった。

お兄さんの大碓は日本書紀では、お父さんの怒りをかい、追放されます。
古事記では、小碓尊が大碓を殺したことになっている

空想
ここからは、何の根拠もない私の空想です。

関東には、大和と並ぶほどの一大文化圏が存在していたのではないか
前回お話ししたように、元々はスサノオを中心とする出雲勢力が移り住んだかもしれない

「征伐」というよりは、お互いに認め合う同盟関係にあったのでは
嫁にやったりもらったりという血縁関係を深めていった。
そして、同盟関係強化の切り札がヤマトタケル

昔、双子は忌み嫌われ、一方は殺されたり捨てられたりしたので
だからお父さんに嫌われたのではないか
普通に考えて出されるのは弟の方なので、
出されたのは大碓ではなく、小碓
同盟関係にある関東に養子に出された
たまたま関東では跡継ぎがいなかったので、小碓が関東を治めるようになる
統一の実現

この筋書きなら、関東でヤマトタケルが大人気になるのもおかしくはない

景行天皇の死後、ヤマトタケルの弟、成務天皇が継ぎますが子供ができなかったので
その次はヤマトタケルの息子仲哀天皇が次の天皇になります。

関東の覇者でありながらそのものズバリの「ヤマト」タケルの名前をもらったのは
元々ヤマトだという事をよほど強調したかった

ちょっと考えすぎかな

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