国立天文台に行ってきました。続き

国立天文台に行ってきました。
の続きです。

太陽系ウォーク
さっきの小さなドームから、国立天文台内で一番大きなドームに向かう道は、太陽系ウォークと呼ばれています。

意味が分かりました。

まず、太陽のパネルがあって

次に、水星

その距離に比例した場所に、それぞれ
水金地火木土
どーんと離れたところに土星があって初めて趣旨が理解できました。

私も色々ウォーキングはして参りましたけど
この太陽系ウォークほどスケールのでかいウォーキングは始めてです。
何せ太陽から土星まで

ふと横を見ると
あらら、こりゃまた面白い
金木犀(キンモクセイ)


金星と木星を掛け合わせると、こんなふうになるんですね

天文台歴史館

でっかいドームにやってまいりました。
ここにもおじさんが
ラッキー

ここでもいっぱい話し込むことになります。


写真ではなかなか伝わらないかも知れませんが
どでかい望遠鏡には荘厳さを感じます。

望遠鏡は、反射式(反射鏡)と屈折式(レンズ)があるんですが
その話で盛り上がっちゃいました。

その辺の話は、歴史の方からやりましたんで。
国友藤兵衛が反射式で、
岩崎善兵衛が屈折式ね
岩崎善兵衛はそもそもが眼鏡屋でしたから
岩崎善兵衛はこちら
めがね屋善兵衛の名が星になる

今は世界的に、大きな望遠鏡は反射式で
屈折式なら世界トップクラスの65cm
でも、今は現役を退いていて
国立天文台としては、岡山と、ハワイにどでかい望遠鏡を持っているらしい。
ハワイにあるのは、すばるという名の電波式というタイプの望遠鏡

じゃあ、今はこのタイプの望遠鏡は電波式に取って変わられたということですか?

いえ、電波式は光の波長のもうひとつ外側の波長を捉えるものです
前にチリやガスの塊があっても奥まで分かりやすいというメリットがあります。

じゃあ、色は分からないって事ですね

色というのをどうとらえるかですが
我々が目で見ているのだけを色と言うならば、色は分かりませんが
電波式が捉える電波も広範囲の波長なので
便宜的にここからここまでは何色として表現みたいなことをして色を付けます。

良く星雲の写真とかできれいな色が付いているのは
色を付けているからです。

他にも色々教えてもらったんですが
長くなりますので、ボコッと割愛しますね

面白かったのが
望遠鏡は対象を捉えるために色々角度を変えますが
そうすると覗く方の場所もあっちこっちに動く。
これだけ大きいと覗く場所が上下して届かない
その都度脚立を持ってきたりするのは大変で
おそらく首が疲れるから
床自体が芝居の舞台のセリのように上下する
床の下の装置も見れます。こんな感じ

そのあと、この床下の方に行くんですが
こちらの階には、歴史的な資料も一部展示してありました。

今は、長久保赤水(せきすい)さんの色んな業績
この人、名前を知らなかったんですが、すごい人です。

伊能忠敬の40年前に、日本地図を作った人
それまでに部分的にあった色んな地図を地図をかき集め
さらに、渋川春海とかが残した計算データから計算し直して
なんと測量をせずに、20年以上の歳月をかけ、完成

日本地図を幕府の許可を得て販売
大ヒット。
改訂5回。
庶民にも行き渡ります。

40年後、伊能忠敬の地図にとって変わられたんだと思いますよね
違うんです。
明治維新まで日本地図と言えば、この赤水図の事

伊能忠敬の地図はあまりの精緻さに、幕府は門外不出の重要機密とし
他には出さなかった。
諸藩がクーデターおこしても、こんな軍事機密を押さえてあれば作戦立て放題

だから、天文方の高橋景保がシーボルトに渡したら死刑になっちゃったんですね。

それ以外にも
出たっ、高橋至時

出たっ、岩崎善兵衛

出た出たっ、渋川春海

太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)
別名、アインシュタイン塔と名の付いている建物にも行きました

アインシュタイン塔と言うくらいですから
ここで、アインシュタインが寝泊まりしました。
嘘です。
一般相対性理論を証明するためにどうたらこうたらです。

ピンコン
おっと、次女からの呼び出しラインです。
まだ全体の半分も見ていませんが、待たせちゃ可哀想ですからね

展示室
来た道のと違う方を通りながら、戻っていますと
何々?展示室?

ちょっとだけ見てみましょうかね
ちょっとだけ

うわあ
参ったなこりゃ
さっきのすばるとかの最新式電波望遠鏡の説明とか
いろんなものが
そりゃそうだわね
ちょこっと合間の時間に見学出来るようなものではございませんね
とりあえず、写真だけ撮っておいて
イベントとかある日に改めて来ることにいたしましょう。



あっそうそう
最初のおじさんからの情報です。
1/6に部分日食があるそうです。
その日、黒い下敷きとかで、太陽を見るのも楽しいかも

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ


キンモクセイ

花カレンダー始めました

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