まるっと上野

今日は祝日

免許の書き換え行かなきゃ
朝早く起きて、車で府中へ

えっ、祝日はやってないの?

とんぼ返り。

まるっと一日空いちゃいました。

カミさんが
散歩行くの?雨なのにご苦労さん

えっ

雨の可能性があるならば、屋内が充実している上野かな

上野
例によって、電車の中で大急ぎで「江戸東京物語」を読みました。

寛永寺開山堂
輪王殿両大師堂とも呼ばれます。
両大師のうちの一人は慈眼大師、天海です。
もうひとりは、もっと昔に遡って、慈恵大師、良源です。
良源は名僧シリーズで、もうすぐ書こうと思っています。

現龍院
堀田正盛をはじめとする、家光への殉死者4人の眠る現龍院
堀田正盛とくれば行かない訳にはいきません

googleMapで探して
この辺の筈なんだけどなあ

結局、あったのはあったけど、一般観光客お断り的雰囲気をかもしだしている
手だけ合わせましょう。
まあ、そういうこともあるね

寛永寺
徳川家の祈祷寺兼菩提寺
もう4回目だけど
今回、本を読んで新たなネタが二つばかり。

■蟲塚

伊勢長島藩主、増山正賢(ましやままさかた)
藩主でありながら画家であり、昆虫学者
『虫豸帖(ちゅうちじょう)』という昆虫図鑑を書いた

図鑑のために集めた虫たちの供養のために立てたのが蟲塚
心優しき藩主ですね

■了翁(りょうおう)
江戸前期の黄檗宗(おうばくしゅう)の僧

十二歳で僧になり、十四歳で、諸国修行の旅に出た
修行中、指が痛くて痛くてどうしようもなくなった。
すると夢の中に、興福禅寺の如定禅師が現れ
錦の袋から薬を出してくれた。
夢から覚めるとあら不思議
なぜか、薬が作れちゃう。
その薬を飲むと痛みがピタッとおさまった。

自分だけでは申し訳ないので
痛みに苦しむ人たちに薬を分け与えた。

さらに、不忍(しのばず)の池近くで商売している甥が
「錦袋円」と名前をつけてその薬を売ったら、大ヒット。
大金持ちになって、そのお金で
寛永寺に図書館のようなものを作ったりしています。

浄名院
浄名院
これ、ちょっと寄ったことある

ええっと、何々?
8万4000体のお地蔵さん
この前寄ったときはそんなの気づかなかったけどなあ。

明治9年、その時の住職が考えた。
8万4000枚のお地蔵さんの絵を書いて、色んな人に渡す。
渡された人は、浄名院にその石像を寄贈

昔、インドのアショーカ王という人がやったらしいです。

尾上菊五郎は13体協力
大山巌や陸奥宗光も名を連ねたそうです。

とは言え
八万って八百万(やおよろず)みたいに
「ものすごく多い」ということの象徴なんでしょうと思っていた。

入って左を見ると確かにお地蔵さんがいっぱい
多いですね

でも、8万は大袈裟
あっ
壁際に雛壇状にお地蔵さんがビシッ

なるほど、そういうことか
そのまま、塀沿いにずっと続いた。

あああっ

このど迫力。全部お地蔵さん

やっぱり本読んでから来ると違うなあ
前来たとき、これに気づかなかったなんて。

気になったのが「六地蔵巡り」ののぼり
「六地蔵巡り」ってなんでここで、関係無い場所のコマーシャルをするんだろう

六地蔵は以下の通り
第1番 品川寺 旧東海道 東京都品川区南品川三丁目5-17
第2番 東禅寺 奥州街道 東京都台東区東浅草二丁目12-13
第3番 太宗寺 甲州街道 東京都新宿区新宿二丁目9-2
第4番 真性寺 旧中山道 東京都豊島区巣鴨三丁目21-21
第5番 霊巌寺 水戸街道 東京都江東区白河一丁目3-32
第6番 永代寺 千葉街道 現:東京都江東区富岡一丁目(地蔵菩薩は現存せず)
6番目の永代寺は地蔵菩薩がいないので行っていませんが
他は全部行ってコンプリート
みんな同じぐらいの大きなとても大きな地蔵菩薩がいる。

ど、どういうこと?


六番目は、永代寺ではなく、自分のところだと言っています。

そんな話、他の五つの寺で全く聞いていない。

素晴らしい。
この考え方。
言ったもん勝ち

確かにどこにも迷惑はかけていない。
永代寺は地蔵菩薩がいない以上文句は言わないでしょうし
他の五つの寺にもプラスこそあれ、マイナスはない

何より、私が一番嬉しい
東禅寺で、「やったぁコンプリート」と思ったのをもう一度味わえる
六地蔵は5つでコンプリートより、6つでコンプリートの方が良いに決まっています。

まだまだ続きます。
続きは明日ね

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まるっと上野」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: まるっと上野、その2 | でーこんのあちこちコラム

  2. ピンバック: 深川を歩く。その2 | でーこんのあちこちコラム

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