3代、家光は男好き

徳川将軍シリーズ、今日は3代将軍、家光です。
超有名ですね

家光と忠長
家光は2代将軍秀忠の長男。
次男は、忠長。

跡継ぎはあっさり家光に決まりそうだが
忠長の方が、子供の頃頭が良かった。

という事で、お母さんのお江は忠長の方を可愛がる。
乳母、春日局(かすがのつぼね)は気が気ではない。

最終的には、家康に取り入って、鶴の一声を発してもらう。

病気がち
15代将軍調べて行くと、病気ばっかりですね
この人健康だわ、って方が珍しい。
そもそも、ほとんど幼くして死んじゃうしね。

まだまだ、そういう時代なんですよ、ってことなのかなあ
当時の最先端の医療は受けられた筈だけど。
逆に、城の中に閉じこもっている生活だとそうなっちゃうのか

26歳の時、痘瘡(天然痘)にかかる
何とか回復するんだけど、顔に醜いあばたが残ってしまう。

かなり気にしていたと思います。

次々色んな病気にかかるんだけど、それぞれ何とか乗り切る。

一方の忠長
一方の次男、忠長は、駿河の方のお殿様になる
後継を逃してから、どんどん精神的に病んでいく。
真意のほどは分からないんだけど、奇行を繰り返す。
大掛かりな猿刈りを行なって大量に猿を殺すとか
かごかきをいきなり殺すだとか

ただ、分からないんですけどね。
家光側が仕込んだ話だという説もある。

お江が死に、忠長が死に、かばってくれる人がいなくなり、
結局切腹させられてしまう。

この事は、世の中に大きな衝撃をもたらします。

家光に
おそらく、一番大きく影響を受けたのが、家光自身。
理由や経緯は色々あるにしても、
弟を殺してしまった訳です。

元々、病気を繰り返していた訳で
精神に支障をきたしてしまう。
うつになってしまいます。

がんばる春日局
春日局は純粋に、家光と徳川家のために精一杯のことをする。

まずは、喉から手が出るほど欲しかった、家柄。
前の関白鷹司信房の娘、孝子(たかこ)と結婚。

これはものの見事に失敗。
夫婦仲が悪いのなんの。

孝子も家光が大嫌い。

別居させて頂きます。

中の丸御殿に引っ越しちゃいます。

理由があるんです。

男色
元々なのか、反発からなのか
家光は、男好き。
女性はダメなんです。

そりゃ、奥さん怒っちゃいますよね。

でも諦めなかったのが春日局
何とか女性に振り向いてもらわないと、
男性との間には100%お世継ぎは産まれません。

大奥というハーレムを作り上げます。
そして、町中で家光が好みそうな女性を見つけては連れてきちゃう。

努力の甲斐あって、
お振の方に長女、千代姫が
お楽の方に長男、後の家綱が産まれます。

頑張ったんだねえ。

幸せ
幸せだったんでしょうか

とても悲しい一生だったようにも思える。
ただ、不本意かもしれないけど、やるべきことはやった。

もちろん政治的には、安定へ向けで大きく前進。

すぐこの後、禁止されるのだが、
当時、殉死という習慣が残っていた。
主が亡くなると、家臣が後を追って自殺する。

老中、堀田正盛が殉死します。
堀田正盛は男色の相手です。

他のものに肌を見せることはできないとして
肌脱ぎにならずに腹を切っている。

将軍だからとか、そういうのではなく
一人の人間として、
本当に愛されていたのかも知れない

辞世の句です。
「さりともと おもふもおなし ゆめなれや たゝことの葉そ かたみなるらむ」

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