小石川七福神巡り。その2

小石川七福神巡り。その1
の続きです。

福聚院(ふくじゅいん)

この福聚院と次の真珠院は、伝通院(でんつういん)の山内なので、実質伝通院です。
大黒様です

塗装がまだらになっちゃいましたね

本堂の方には、本来の大黒天が祀られていて、お正月のご開帳にはおでましかと思います。
奥に見えたこの写真の真ん中がそうかも

大黒天は、大元の、インドの神様だった頃は怒った顔をしていたので
本来の大黒天です。

伝通院(でんつういん)
ここまできてその横の御大、伝通院に寄らない訳にはいきません

ただ、寄っちゃうとえらいことになります。
あまりに大物なので、最低でも1時間は必要です。

以前一度寄ったときには、大物の墓がいっぱいで、すごいなあと思った。

そのあと、江戸の勉強を進めていくなかで
まあ、出るわ出るわ。また伝通院?

こりゃ、気持ちを新たにもう一回来ないとなあ、と思っておりました。

さあ、気合い入れて、行くぞっ

伝通院は大きなテーマが3つあります。

1.徳川家第三の菩提寺
2.新撰組の元の浪士組発祥の地
3.キリシタン屋敷関連

この3つめは、今回訪れて初めて分かったんですがね。

徳川家第三の菩提寺
徳川家の菩提寺と言えば、増上寺、そして寛永寺

その超大物に続き、将軍本人ではないけれど
徳川家の重要人物を一堂に会したのが、この伝通院

なぜかというと理由があって
家康のお母さん、於大(おだい)のお墓があるからです。

尾張国の豪族・水野忠政の娘
三河国の豪族・松平広忠と仲良くしようと、於大が嫁入り
仲の良い夫婦で、岡崎城で竹千代(後の家康)が産まれます。

ところが、水野忠政が死んだ後、於大のお兄さん、信元が
松平氏の主君、今川氏のもとから、織田氏に倉換え

戦国時代真っ盛りで、あっちについたりこっちについたり
予防策で、政略結婚している訳ですから
当然、この裏切りもんが!ってことで
於大は離縁され、水野家に戻されます。
結婚生活はたったの3年
家康が産まれてすぐなので、家康はお母さんの顔を知りません。

後に、家康が力を持って、いろんな事を自由に出来るようになると、
まだ見ぬ愛するお母さんの一族に松平姓を与えて、優遇します。

お母さんは出家して法名が伝通院です。

水野家の菩提寺であった、無量寺を伝通院を大増築
親孝行ですね

以来、増上寺、そして寛永寺にまではちょっと、なんだけど
徳川家の重要人物ですよ、って人のお墓がバンバンここへ。

最も有名なのが千姫

千姫はドラマチックなので、色々あります。
こっちを見てね
千姫 強奪計画はいかに?

いずれのお墓も、宝篋印塔(ほうきょういんとう)という形式です。
真ん中辺で上側に四隅でピッと立っているのが宝篋印塔
形も名前もかっこいいです。

それ以外も、家光の次男の亀松をはじめとし
徳川ファンとしては、あっ、あっと声の上がるものばかり。
子供が50人を超えるオットセイ将軍、家斉の子供の墓が多いのなんの

そして、何と言っても孝子
孝子の墓がここにあるという意味。

孝子は三代将軍家光の正室
初めて、摂家の鷹司信房の娘を嫁にもらい
以来、将軍の正室は京都の宮家ないしは摂関家からもらうことになった第一号
それはそれは鳴り物入りの筈。

通常、正室の墓は将軍と同じ場所にあります。
家光は日光東照宮ですから、そこにあるはず

孝子は、歴代将軍の正室の中で、最も夫婦仲が悪かった。
江戸城の中で、大奥ではなく、別のところに別居しました。

もう、顔も見たくないわ

それにしても、墓までねぇ
東照宮でも増上寺でも寛永寺でもない

いかん
伝通院、第一のテーマだけでこんなになっちゃいました。

このペースじゃ最後まで行き着かないので
第二のテーマと第三のテーマは別稿で起こすとして、先に進みましょう。

真珠院

布袋さんです。
グッと回り込んで墓地の一番先

もうひとつ、ご開帳のときは像が拝めるようです。

ここで不思議だったのは、この溶岩のような山

雲に乗った仏様がいっぱいいて、下に洞窟
洞窟は奥におそらく何らかの仏像があるのでしょう
小さくて大人が入るにはかなり大変。
それでも頑張ろうとはしたのですが
余りに真っ暗で、恐怖のあまり、引き返してしまいました。
イベントの折には、誰か勇者が確認してくれる事でしょう。

源覚寺
通称こんにゃくえんまです。

こんにゃくを備えると、眼の病気を治してくれる閻魔様

塩地蔵もあって楽しいので、今まで2回、ウォーキングイベントで訪れています。

ここは、毘沙門天になります

東京ドーム
この七福神巡りコース。平成になってから企画された比較的新しいもの
おそらく、福禄寿だけ足りなかったんでしょうね
東京ドームシティに、娯楽ゾーンがいくつかあるなか
ラクーアとかよりはもう少し小さい子供用の、ジオポリスゾーンというアトラクションエリアがあり
その中に福禄寿をセット

子供たちが大盛り上がりの横で


福禄寿がポツン
ごめんね、おじさん、これ写真撮りたいのね

それでは、後回しにしたのはこのあと、ということで、一旦

おでかけマップ

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