最後の日にちょい歩き×2

今年最後の仕事の日
しかも、3年6ヵ月も通った中野坂上の現場は最後です。
来年からは三軒茶屋の現場です。

以前、始業前に宝仙寺に行ったことがありました。
朝の贅沢、宝仙寺
中野坂上が今日最後ならラストチャンス
始業前に、もう一ヶ所行ってみよう。

象小屋跡
宝仙寺に行きたかった理由は、8代将軍吉宗がベトナムから取り寄せた象の骨がかつてあったからです。
中野の源助さんが落札して育てた。

その育てた場所がここ
ここかあ

見物客に三色団子を売って大儲け

パオーン
鳴いてみました

成願寺
中野長者が建てた寺です。

アップダウンクイズかな

蓮池鍋島家の大名のお墓もあります。
大名のお墓があるのは、中野区でここだけ
あの蘭癖大名鍋島直正や鍋島化け猫騒動で有名な佐賀藩の分家です。

らかんさんもいっぱい

中野長者とは、この辺り一帯を広範囲に開拓した大金持ち鈴木九郎さん
鈴木九郎さんの物語も出ていました。

開拓はするものの、馬とかの必要経費も大きく、貧乏のどん底
もうだめ
やっぱり馬を売りましょう

町に出る前に、観音様にお参り
馬代金の中に大観通宝(たいがんつうほう)が入っていたら、それをお賽銭にします
どうか高く売れますように

びっくりするような高値で売れた。
大観通宝は?

なんと全額大観通宝!

私なら
済みません。この2つ細かいのでいただけませんか
というところですが

約束通り、全額賽銭として、無一文で家に帰った

いくらで売れました?

それがぁ

それは良いことをなさいました。
必ずや、観音様がこれからの我々をお守りいただけるでしょう。

嘘ぅ、良いの?
本当に良いの?

ある日、家の中に
小判のぎっしりつまった壺が突如現れました。

おおおっ
南無観世音菩薩
私は、このお金を元手に、一帯を開発し
人々のために尽くします。

やがて九郎は人々から中野長者と呼ばれるようになるのです。

二人の間に女の子が生まれ、とても美しい娘に育ちました。

中野長者の最大の宝はあの娘じゃ

ところが、病気になってしまいました。

八方手を尽くし、お金もどんどんつぎ込みましたが、帰らぬ人に

最愛の娘を亡くし悲しみに暮れる日々
九郎は若いとき救ってくれた観音菩薩にすがることにしました。
出家し仏の道へ
正観寺を創建し、後に名前が変わって成願寺となるのです

会社
この富士山を見るのも最後か

この見晴らしも目に焼き付けておこう

最後の日なので、多少早めに終わりました。
よしっ。ちょい歩き第二弾だ!

浅田醤油工場跡
宝仙寺の近くの公園に、「やままさ」こと浅田醤油工場跡
レンガの塀の一部を残してあります。

慈眼寺

えええっ 何これ

パゴダって言うんですって
初めて見たなあ。
ミャンマー式仏舎利
お釈迦様の骨が入っている
タイの寺院から贈られたお釈迦様の骨が一粒

こっちも異国情緒

東南アジアの人達の信仰が厚いらしい

鍋屋横丁

この奥の道を鍋屋横丁と言う

草餅と梅林で有名な茶屋「鍋屋」が角にあったから
鍋を売っていた訳ではないのね

いっぱいお店が並び、今もかなり繁盛していそうな横丁でした。

お題目石

南無妙法蓮華経のお題目が書いてあり、道標も兼ねています。
杉並区堀の内の妙法寺へ
妙法寺は日蓮宗です。南無妙法蓮華経の中に「妙法」がありますね

十貫坂

十貫文の小判の入った壺が掘り出されたから
中野長者が埋めたという話もある

杉山公園

実業家杉山裁吉さんの邸宅
一人娘「みさを」さんが25歳の時亡くなり
奥さんにも先立たれた
もう残すべき家族もいなくなったのだからと土地を公園に活用してくださいと寄付した。
3人家族のお地蔵さんです。

さあ、暗くなってきたので帰るとしましょう。

ケーキを買って帰りました。
ただいまーっ

メリークリスマス

[お出かけ]シリーズはこちら(少し下げてね)

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