本郷散策の続きの続き

フランス弁当と、本郷散策
本郷散策の続き
のそのまた続きです。

見返り坂

すごく時間がかかりました。
本当は、こういう案内板があるはず

かねやすの南側が見送り坂で、かねやすの北側が見返り坂

昔の刑罰は、結構死刑になるケースが多いんだけど
その次は禁固刑じゃないんです。
牢屋、今でいう刑務所は基本的には存在しない。
所払い。例えば江戸での犯罪であれば、江戸から追い払う。
絶対に江戸に帰って来ちゃダメ
重罪人であろうとも、江戸にいなきゃ良いやと言う何とも自分勝手な考え方。
小伝馬町にあった牢屋は、今で言うところの留置所
まだ刑が確定しない未決囚を確保しておくところ

所払いになった罪人をかねやすの手前まで家族が見送って見送り坂
そのあと、もう会えない家族の事を何度も見返り、見返り坂

でも、グーグルマップでは「見返り坂」ってあるのに案内板がその場所にない
グーグルマップに写真は上がっているので、少なくとも過去にあったことは間違いない。
何度も行ったり来たり
結局見つけられなかった。
上がっている写真は全て2年前のもの
なくなったのかなあ

菊坂

この辺り一面、菊畑だった。
団子坂の菊人形も近いしね

下級武士って可哀想。
特に長男じゃなく、次男以降
暮らしていけるほどの給料はもらえない。
でも働きに出るのは、武士としての世間体がある
土地はある。有り余るほどの暇もある。
植物を育てるんです。
江戸は、時代によって色んな植物がブームになる
朝顔だったり、かきつばただったり。
この辺りは菊だったんですね。

本妙寺
えっ、えええっ、本妙寺?
江戸の6割を焼け野原にした、最大の大火、明暦の大火の火元。

今は巣鴨にあり、どこかから移転したのは知っていたんだけど
まさかここだったとは
こんな重要な場所が案内板半分だけ?
よほど文京区はこの事に触れたくなかったんでしょうね。
江戸時代はずっとこの場所で、明治になってから、巣鴨に移転
明暦の大火については、こちら
振り袖火事と八百屋お七、ああ哀しき16歳

しかも、その横にこれまた予期せぬ案内板
第4校
うおおおっ
湯島小学校だと思っていたら、その前になななんと、本妙寺だったとは。
どういう意味かというと
明治5年に学制改革で、一斉にどっと小学校が出来るんだけど
試験的になのか、その前に、東京に6つの小学校が出来ていた。
その中の第4校がここだってこと。
  第一校 芝 増上寺源流院 (のちの鞆絵小学校)
  第二校 市ヶ谷 洞雲寺 (番町小学校)
  第三校 牛込 万昌院 (愛日小学校)
  第四校 本郷 本妙寺 (湯島小学校)
  第五校 浅草 西福寺 (育英小学校)
  第六校 深川 長慶寺 (深川小学校)

ちゃんと本妙寺って書いてあるね。失礼しました。

本郷座跡

大人気だった演芸場
さっきの文京ふるさと歴史館に模型がありました。

川上音二郎一座って書いてありますね
川上音二郎と言えばオッペケペー節
♪オッペケペー オッペケペッポー ペッポッポー

若竹亭跡

こちらも文京ふるさと歴史館で解説されていました。
落語と義太夫。
特に義太夫の豊竹呂昇(とよたけろしょう)は大人気
見せ場には「どうする、どうする」と掛け声をかける熱狂的なファンが通いつめた。

トーキョーワンダーサイト本郷
文京区立本郷給水所公苑の隣の「トーキョーワンダーサイト本郷」という場所に
GoogleMapの行ってみたい、のマークがついている
もちろん自分で付けたわけだけど、どうしてもその理由が思い出せない。
覚えておけるように、マークにちょこっとずつメモを書いたりしているんだけど
ここに関してはそのメモもない
行ってみるか。

来てみたんだけど、やっぱり良く分からない
何だか怪しい雰囲気
無料、という文字は見えたので入っても良さそうなんだけど
やっぱりやめとこう

次へ向かったんだけどやっぱり気になって引き返した。

あのう、済みません。入ってもよろしいんでしょうか。

ご予約の方ですか?

いえ

それでは、こちらにお名前を記入いただけますでしょうか
1階から3階までが展示になっています。

はいぃ

1階
なるほどそういうことね
アートでした。




久木田 茜|KUKITA Akane
「シンメトリーのひずみ」
陶芸や金工などの手工芸を軸に制作する久木田は、合理的な形に、手作業によって形成される不合理な歪みを内包させる。この相反する行為とその結果から、人工と生命の間の表現を目指している。一貫して「シンメトリー」という存在を問いかけながら、装飾や植物の断片のイメージから幾何学的なイメージの制作を続ける。本展では、陶や真鍮を用いた立体作品を展示する。

なるほど、そう来たか

2階は映像で撮影不能だったので飛ばして

3階




辻 梨絵子|TSUJI Rieko
「ルリジサの茶」
古来より食すと鋭気を保つことができると言われ、お茶にして人々に好まれてきたハーブ、ルリジサ。辻は、青い星型の花を咲かせるこの植物を栽培し、さまざまな手法で作品に展開する。手作りのハーブティーを国内外の知人と飲みながら交わした対話から、他者の過去の出来事を紐解いてゆくドキュメンタリー映像作品や、花の色素を用いたドローイングなどでインスタレーションを構成する。

ふむふむ

いつもは、十一面観音きたぁーっ、とか言っている初老のおじさん。
たまにはこういうのでリフレッシュするのも良いでしょう。

実は、今まで内緒にしていましたが、こういうの好きです。
一番好きな画家がミロで次がピカソでさらに次がダリってくらいですから
芸術は訳が分からなければ分からないほど心に刺さります。

忠弥坂
4代将軍家綱の時、クーデターを由井正雪とともに起こした丸橋忠弥
捕まったのがこの坂です

待てとおとどめなされしは~

実は、毎週のようにお出掛けしているのはカミさんには内緒でこっそり出て行っています。
ウォーキングイベントの時だけは行っていますが。

今日は分かっちゃっているので、ご機嫌取るために、カミさんの好物のどら焼きを買っていきましょう。

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

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