新橋停車場開業の企画展に行ってきました

(2022/11/6[日]の事です)

♪汽笛一声新橋を

「旧新橋停車場 鉄道歴史展示室」には何度か行っています。
先日行ったとき、鉄道150年記念の企画展「新橋停車場開業!」を見損ない
何としても再度来ねば、と思っておりました。
港区郷土資料館「ゆかしの杜」の同様企画展もとても良かったですから

企画展は2022/11/6まで、ギリギリラストデーでございます。

新橋停車場開業!

残っている写真とピッタリ一緒に作ってあるんです
何度来ても感動

企画展は900円
払うと、こんな冊子がもらえます。

だいたい博物館の企画展に行くとそのあとで企画展に関わる本は購入するので
最初から入場料コミコミは私的にはお得感満載
企画展内部は撮影禁止で残念なのですが
中の展示物はほぼほぼ冊子に載っていますので
冊子から引用しつつ、説明していきましょう。

前回のゆかしの杜の企画展の時と話はダブるので
高輪築堤等、その時話した内容はそちらに譲るとして
その時話さなかった内容をピックアップしつつまいります。
鉄道150年の節目の日。陸蒸気イベントだっ

ペリー来航
お土産に持ってきた蒸気機関車の模型
模型と言ってもちゃんと動き
公園とかでお猿さんが運転しているのよりは若干大きい
試しに乗ったお役人は振り落とされないよう必死でしがみついた

ここまでは知っていたんですが
その時の絵は始めてみました

明治維新
エドモンドモレルが頑張り
鉄道開業の日。エドモンド・モレルの熱意
惜しくも亡くなってしまったあとは井上勝がその遺志を引き継ぎ
鉄道の父。井上勝

新橋駅の工事も着々と進みます。
始まったばかりの新橋ステーションじゃなく芝汐留ステーションと呼ばれていた頃の図面です。
汐留は会津藩仙台藩と共に播磨龍野藩脇坂家の武家屋敷
新橋ステーション自体は脇坂家の場所で、明治維新で召し上げられちゃったばかり
図面に脇坂家土塀とかあるのが、とても貴重

建設中の新橋駅の写真は初めて見たし
二階がどう使われていたかの図面は涙もの

仮開業を経て、明治5(1872)年10月14日
開業式を迎えます。
明治天皇到着

勅語

みんなよくやった、と褒め称えてくれています。
モレルに聞かせてあげたかったなあ

式典。出発進行ーー

いくつか錦絵がある中で共通しているのが、赤白ののぼり
ということは実際にあったんでしょうが、いったいこれは何を意味するのか
とても気になります。
日の丸もあるので、ええっこの時期で日の丸だっけ、と気になって調べましたが
既に明治3(1870)年1月には日の丸は国旗として制定されていたんですね。納得

そして、私が常々不思議だと書いてきた不定時法問題
日本で定時法が採用されるのは、開業後1872年の11月のはずなのに
仮開業の5月の段階から、全ての時刻表示は例外なく、八字九字という「字」が違うものの
現在と同じ定時法表記
結構いっぱい資料がありましたが、全てが全て定時法表記
1872年5月の仮開業の時

1872年10月の開業式の時

おかしい
これは、既に11月より前に定時法だったに違いない、と
ネットで色々調べ、ようやく正解にたどり着きました

なんと、鉄道事業では、1872年5月の仮開業の段階から定時法を採用していた!

嬉しいっ。ようやく謎が解けた
ああ、もういつ死んでも良い

最初の機関車
可愛い

あと、タッチすると流れるビデオが何本もあって充実していたので
いっぱいいっぱい見ました。

終わって周りを一巡り
ああ、かっこいいなあ





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新橋停車場開業の企画展に行ってきました」への1件のフィードバック

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