名字で色は黒白赤青だけ

「少しかしこくなれる名字の本」を読みました。

前、コンビニで3冊本を買ったといったうちのひとつです。

今後、名字の話をするときは
こちらの本での話も組み合わせていきます。

その中で、とてもビックリしたことが書かれていましたので
今日はその話。

名字の色
なんとなんと
名字に使われている色は
黒と白と赤と青しかない

えええっ。
大興奮です。

そんな馬鹿な!

ちなみに、茶のつく名字は色ではなく、お茶に由来しているそうです。

で、その理由がまたすごい。

平安時代までは、色はその4つしかなかったから。

黄も緑も紫も茶色も無かったと。

黒と白はまあ分かるとして
それ以外の色は
赤に近いと全部赤
青に近いと全部青
で、4つだけと

そんな無茶苦茶な事が書いてあります。

ほんまかぃ

ここで、大きな疑問。
聖徳太子の冠位十二階ってありますよね

あれ、位に12個の色が割り当たっていて、と習った
少なくとも12個は色があったはず
確か、紫が一番偉い人だったような

調べてみました。
またまた、衝撃。

ネットで調べただけですけど
なんと、色については資料が残っていない。
推測です。
と書いてある。

教科書は適当に考えた説を採用していたということです。
金返せー

例え、12色で分けられていたとしても、確かに
色の名前がついていたとは直接は繋がらないかもしれない。

一番位が高い筈の、濃紫は
赤と青の真ん中の濃いやつ
と呼ばれていた可能性だってある

現に、名字には4つの色しかないと言われると
本当にそうかもしれない

日本語は色の名前が世界一多いんだと思っていたのに、
それは、後々の話で
最初は4つだけだったのか。

ショック。
今日は寝れるだろうか

村上春樹
もうひとつ、泣きそうな位になったのが、
村上春樹大先生のこと。

全作品を読んだわけではないので
ファンと言うには、本当のファンに怒られそうですが
とても好きです。

早くノーベル賞ちょうだいよ
しびれきれました。
今年こそ。

最近、ニュースでも大きく取り上げられた
村上春樹の新作。
っていっても結構前か。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」
発売当日、本屋で大行列でしたね。

私は、そこそこ本は読む方ですが、
小説ってほとんど読まない。

長女は、小説家になりかけた位ですから
速読もでき、膨大な量の小説を読んでます。
長女に小説の論評なんてさせた分には
えらい専門的すぎて何言っとるか分かりません

この時も、話題だねと言うと、当然読んでいて。

どうだった?
と聞くと大変なので
面白かったよ
とだけきいた

長女が言うことは間違いがない。

貸して

読んだら、ビックリした。
予想以上だった。
余韻がいつまでも残る作品。
はっきり言って、いまだに余韻がある。

若いとき、5人の仲良しグループだった。
主人公多崎つくる以外の4人はみんな名字に色の名前がついていた

赤松、青海、白根、黒埜
自分だけ色がついていなくて、というところから小説が始まる

うおーーっ

4色だ。

実は、緑川というのと灰田というのも、出てくるには出てくるんですが
まあ、良いじゃないですか。

先生さすがです。
おそらく、この事が分かっていて、
この小説をそもそも思い付いたのかもしれない。

何かが繋がる瞬間って、ビビビって電気が走る。
名字には4色だけ、って見た瞬間に
走りました。走りました。
そしてまぶたの裏が熱くなりました。

名字で色は黒白赤青だけ」への1件のフィードバック

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