池上七福神巡りで思わぬ出来事

今日は、ウォーキング同好会でのイベント七福神巡り
下見の時の様子はこちら
池上の七福神に行ってきました。
池上の七福神巡りに行ってきました。の続き

毎年正月明けには、やっています。

具体的な個々のお寺については下見の時に紹介済みなので割愛しますが
想定外だったことだけ

七福神のお寺を色々まわり
池上本門寺に戻ってきました。

五重の塔の説明をしたあとで
力道山の墓に参りましょう。

その時、何やら後ろで、うちのメンバーに話しかけてくれている人がいます。
30代から40代くらいかなあ、と思われるお兄さん

この斜め後ろにあるこれとこれとこれのお墓は細川家のお墓でしてね

えっ、あの熊本の細川家ですね
細川護煕の祖先の
すごい、それはすごい

ここには、色んな有名人のお墓がありましてね

ほお、それは面白そうだ

ちょっと行ってみます?

さあ、ここから最高の時間が始まります。

まずは幸田露伴のお墓
同じ区画に娘の幸田文子の墓も
幸田文子も作家です。

幸田文子は次女でして、こちらが幸田歌子の墓
この幸田歌子は超天才でして
昔からそういう人には歌子と名付ける事が多かったんです。
ほんとにこの人はすごい天才でしてね

作家にはならなかったんですか?

そうなんです。13歳で亡くなっちゃうんです。

次は・・

聞くと、この方は大橋さんと言われる方で
池上本門寺の人って訳ではなく
単に好きで色々研究している人

何度か書いていますが
私は色々歩いているのは、こういう人と巡り会うために歩いている

本を読んで、こういう人がこういう事をしたとか
ここにその人にちなんだこういう場所があるとか
それは別に確認に行かなくてもその事実は変わらない
でも、行ってみると想定外の色んなものが見れるし
こういった出会いがある

話したくてしかたないひと
とても良く分かります。
同じ人種です。
私も、観光地とかで、団体さんとか、ご家族とかで
これはなんだろうね、みたいな事を言っているのが聞こえると
声をかけたくてかけたくてたまらなくなる
基本的にはグッとこらえる訳ですが
たまにしゃべっちゃう事もあります。

シンパシーを感じるので、
しゃべりたくて仕方ない人が楽しそうに喋っているのを聞いていると
こちらまで最高に幸せになります。
たまにあるこういう出会いのためにウォーキングしていると言って良い

このあと、どれくらい行ったろう
これは、こういうことをした人
こちらの人は

幸田一族のある人は、日本で初めて外国でピアノの修行をしてきて、ピアノ講師をした
その人に見せられて、明治(大正だったかな)天皇が自分で作曲して、その譜面を贈った。
その譜面が墓の横に刻まれていました。

大丸の創業者
墓の入口の所に大丸のマークが刻まれているんですが
その端が7、5、3になっている

自分の中でルールがあります。
こういうひとは必ず同じフレーズを言われます。

このあと、お時間ってどれくらい大丈夫ですか

いくらでも

こういう出会いのためにウォーキングしている訳ですから
あとあそことあそこに行こうなんて予定は全部すっとばして良いんです。
思う存分に喋っていただきたい。

ところが今回初めてその自分のルールを破ってしまいました。

たまたま、ウォーキングイベントの主催者としての本番の最中だった。

あと、七福神二人残っているもんですから
あと一ヶ所でお願いしてよろしいでしょうか

ああ、残念

その時に見せてもらったのがこれ

狩野探幽(かのうたんゆう)の墓は向こうの方にあるんですが
これは実は墓ではなくて、狩野派の画家たちが筆を埋めた処です。

ちょっと待ってください。
狩野探幽の墓があるんですか?
さっきあとひとつと言ってなんですが
狩野探幽の墓があるんであれば

かなり向こうの方になるんです。

ああ、そうでしたか。
分かりました、諦めます。

お名前が大橋さんであるということ
今日の事をブログにのせて良いという許可を得て、お別れしました。

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

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