[神社] 天神様の大出世
[神社] 菅原道真が天神様と言われる訳
の続きです。
梅
京都では、紅梅御殿と呼ばれていたほど、梅で有名なお屋敷でした。
その梅との別れを惜しんで歌ったのがこの歌。
東風(こち)吹かば 匂ひ起こせよ梅の花 主(あるじ)なしとて 春な忘れそ
(春になって)東の風が吹いたならば、その香りを(私のもとまで)送っておくれ、梅の花よ。
主人がいないからといって、(咲く)春を忘れてくれるなよ。
実は梅だけではなく、3種類の木が植えられていました。
桜と梅と松
主がいなくなり、桜は枯れてしまいます。
梅と松は頑張ったんです
主の元へ飛んで行こう
ところが、松は途中で力尽きます。
現在の神戸市須磨区板宿で
ヒュー ストン
飛松町という地名も残っています。
頑張りました。松は責められません
梅は見事ゴールして飛び梅です。
天神様には必ず梅が植えてあります。
菅原伝授手習鑑、という歌舞伎の超人気演目は菅原道真が扱われているんですが、
梅王丸、松王丸、桜丸の三つ子が主要な登場人物です。
桜丸は流罪になる事件を引き落とした責任をとって切腹してしまいます。
牛
天神様には必ず牛もあります
道真が亡くなり、遺体を埋葬するため牛車で運んでいると急にある場所で動かなくなった
押せども引けども動かない
ギューッ
違うか、モゥーッ
ここが良いの、ここに埋葬してちょうだい
そう言っているのかな
と、近くの安楽寺に葬った。
それが後の太宰府天満宮です。
とおりゃんせ
天神と言えば、とおりゃんせに出てきますね
♪天神様の細道じゃ
ちょっと不思議な歌詞ですが、全てちゃんと理由があります。
川越にある天神様(三芳野神社)でのいわれです。
長くなりますので、川越の時の記事を読んでね
カミさんと川越、の続き
大阪天満宮
北野天満宮、太宰府天満宮に続き、忘れちゃならないのが大阪天満宮です。
大阪天満宮の天神祭りですね
日本三大祭りのひとつ。
本宮の日に行われる陸渡御(りくとぎょ)
船渡御
そして、花火
鷽(うそ)替え神事
注目されるのが、正月25日の初天神の際に行われる、鷽替え神事
うそという名前の鳥がいるのですが、
その人形
替えましょう。替えましょう。嘘を誠に替えましょう。
と言いながら、人形を交換。
斬新です。
誰が考えたのでしょう。
さすがは天神さん。
嘘を誠に替えてくれるなら何でもありです。
カミさんに聞かれ、とっさに口から出るのは、ほぼ嘘と言えますが
もう、胸を張って発言できますね
夫婦円満です。
次回は、天神の、「学問の神様」ということについてお話しします。