[平将門]3 合戦が始まる

[平将門]1 父の死。頼んだぞ。
[平将門]2。桔梗どのにございましょう
の続きです。

国香(将門のお父さん良持の兄弟の長男)の長男、貞盛が京都から里帰り
源護(みなもとのまもる)の息子、長男の扶(たすく)と次男の隆(たかし)の二人に会った

話は平将門の事に
桔梗を奪われ、憎き敵

ある計画がなされる

法要
国香から使いがやって来た

5/4 お父上、良持(良将とも言う)殿の法要を催したい。
ご出席いただきたく。

桔梗が将門に尋ねた

どうしてもいらっしゃらないといけませんの?

罠としか思えない。
行って欲しくない。

考えすぎじゃ、桔梗

戦に行くわけではないので、十数人で向かう。

ところが、その途中、常陸の国の野爪という場所で、矢が飛んできた。

な、何じゃ、何事じゃ

兄者、謀られたのです。

弟二人が、こういうこともあろうかと兵を引き連れ、隠れて付いてきていた。

野爪の合戦
平将門が関東一円全てを制する合戦がここにスタートする

弟二人の兵が合流したとはいえ、いかんせん準備不足
どんどん劣勢になり、追い込まれていく。

そんな中で、黙然人となろうと努めてきた将門の人格が豹変する
怒りに満ちた、阿修羅と化す

何とか食い止めながら数日が経つうちに変化が現れた。
地侍たちが立ち上がった

場所は敵地、常陸(ひたち)の国
国香や、源護の地元
おらが大将の元へ馳せ参じるはずが逆だった。

将門殿に味方せよ

日頃よほどの鬱憤がたまっていたのだろう

どんどん膨れ上がる、怒りに満ちた軍団

その前には、優勢だったはずの、源扶と隆もなすすべが無かった
おもうがままに勝利をおさめた。

ただ、その勝ち方が良くなかった。
元々、将門から仕掛けた戦ではない。
勝ちが確定したら地元に引き上げれば良かったのだが
源扶と隆を討ち取ったあとも、その場に残り、どんどん焼き尽くしていく
理屈ではなく、怒りに支配されてしまっている。

バックで糸を引いていた国香もさすがに見ておられなくなって
兵を上げ、戦地に向かうが、どうしようも無かった
討ち取られた訳ではないが、その時に受けた傷が悪化し
痛みに耐えかねて自害した。

ようやく冷静になった
「古記」によると、焦土となるもの五百戸、
人畜の死傷もおびただしく、広野の空の燻ること七日七夜

この時活躍した地侍たちは、元の地には戻らず
将門について行き、豊田の館へ。
わがお館様、と尊称した

勝ち馬に乗るというのでしょうか
こうなると、我も我もと、将門の元へと集まってくる。

土地が動いた。

日本史に良く出てくる荘園
正式には国の所有である土地も
新たに開発した農園は、開発者が勝手に自分の物と宣言
でもばれると没収されるから
これまた勝手に人に差し上げる。
誰にかというと、強い人
その代わり、その人から借りた形にして、以前として耕作収穫は自分で行う
賃料を支払う。

常陸の国は、源護と、平国香が協力しあいながら治めていたのだけど
あくまでも正式なものでなく、こういった実効支配。

その強さが崩れた。

農民たちは強い人に守ってもらわないと自分達が困る
元々没収されるはずの土地ですから。

ということなので土地が動いた、ってこと
実効支配のぼやっとした境界線が変わっていく。

将門の父、良持の土地だったのに、国香に強奪された土地が
ほぼ戻ってきた。

ただ、この時点では、振り出しに戻ったに過ぎない
ここから、新たな展開へと進んでいきます。

息子たちを殺された源護、父親国香を殺された平貞盛
そして、国香の兄弟、良兼、良正はまだ残っています。

続きは、シリーズの次回

[歴史]シリーズはこちら(少し下げてね)

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