(10/29[日]のことです)
昨日は荻窪のウォーキングイベント
一生忘れることのない、特別なイベントになりました
今日はワクチン接種、6回目です
前回同様、東久留米市のわくわく健康プラザで13:00~
朝、掃除を済ませて
10:00にわくわく健康プラザに行った
早めに行っても、「そこを何とか」と言えば早く射ってくれるに違いない
そもそも午前中にはやっておらず、
12:00に再訪し、
結局はほぼ時間通りになっちゃった
チクッ
なぜ、早めにワクチンを射ちたかったかと言うと、練塀を作りたかったから
練塀(ねりべい)
去年の文化財ウィークに廣度院で練塀の話を聞いてから練塀にはまっております
練塀について考える。その1
練塀について考える。その2
練塀特別見学会
練塀特別見学会。その2
今年の文化財ウィークでも練塀を特別公開してくれます
そこに合わせ、ウォーキング同好会でのウォーキングイベントを企画
文化財ウィークの期間中、特に本日10/29[日]は、「練塀を作ってみよう」というスペシャル企画
ここはいくらなんでも大にぎわいだろうと、ウォーキングイベントは少しずらせて11/3[祝]
11/3も特別公開はしてくれ、内部構造が分かるようにしてくれています。
とはいえ、「練塀を作ってみよう」にも参加したいですよね
前から予約していたワクチン接種が疎ましい
スペシャル企画は16:00まで。
急げーっ
大門に15:00に着きました
よっしゃ。最後のへんは間に合ったかな
ビニールの手袋をしました
基本的に子供が中心でやってましたが
図々しくも「私もやらせてもらっていいですか」
あっ、先生だ
この前説明してもらった大学の先生が今回も解説
その辺に土を置いてください
上から棒で突いて固めていって下さいね
はーい
割れた瓦をポンポン
この時点で謎が一つ解けた
先生!
ということは、この被せていく瓦とは違う瓦なんですね
はい
あんこの中の瓦は割れ瓦になります
何が疑問だったかと言うと
廣度院の練塀は享和2(1802)年に作られたんじゃないかと思われます
桟瓦(さんがわら)という今一般的な普及タイプの瓦が発明されたのが1674年
本瓦は高くて庶民には手が出ないけど桟瓦は安価なので
江戸でも一般庶民にも瓦屋根がだんだん普及していく
享和2(1802)年は練塀に強度保持のため、廃物利用としての瓦を混ぜ込んで行くのは時代的に合っている
ただ、前回見た内部構造で五重に乗せられている瓦は桟瓦ではなく本瓦(その中の平瓦)だった
そうか
水を逃がすための五重の瓦は本瓦で、それ以外の部分(先生の表現で言うあんこ)は割れた桟瓦が強度保持のために含まれているんじゃないか
本瓦を2つ並べるところまで終わり
先生が
こんな感じで乗せてここで乾くまで2週間ほど待ちます
「水引き」と言います
ここでまた一つ疑問解決
綺麗な瓦を水捌けのために乗せても、その上に土を入れてガンガン突いたら、
割れちゃうんじゃないか
割れちゃったらそこから水が下に浸透しちゃうよねと思っておりました
なるほど、一つ一つの工程に「水引き」の時間を取っていくなら
ちゃんと下は固まっていて、上からガンガン突いても瓦は割れないかも知れない
次は横をやってみましょう
左官屋さんが手慣れた手つきでさささっと土を盛る
その上に細長い瓦を置いていきます
もう一段やってみましょう
この向こうから3つめは私が置きました
横に黄色い紐があるのは見えますでしょうか
この線に合わせて置いていく
なるほど、だから綺麗に横一直線に揃うわけね
さらにもう一段
その時、下が歪んで一直線にならないのを防ぐため
くさびを打ち込んでおく
ちょっとここを離れて、もうひとつの場所に行ってみました
あっ、副住職さんこっちにおられたのか
今度、11/3のウォーキングイベントの時、副住職さんが解説していただける事になっています
よろしくお願いします
こちらこそ、ぜひ
ひょっとして、でーこんさん?
いくつか練塀のブログを書いたのを読んでいただいていたようです
感激
こちらでは、漆喰塗の体験をさせていただけます
副住職さんがじきじきに、こての使い方を教えていただけました
こうやってまとめて、ここでシャッと乗せます
スーッペタペタ
こんな感じでしょうか
何とかできたかな
これはどこに使われるんでしょう
瓦と瓦の間の白いとこですね
確かに白いなあ
なんと、私を含め、みんなで作った練塀
オブジェとして、この場所に置いておいてくれるそうです
イベントの時、自慢できます
この3番目のこの瓦、私が置いたんやでぇ
それにしても、面白い企画考えたもんだなあ
練塀を作るなんてね
副住職さんが考えたのかなあ
実物の練塀の端っこを解析している部分も再度確認
ちゃんと雨風がしのげるように囲われていました
ああ面白かった
今日は解熱剤飲んで早めに寝ることにいたしましょう。