恋愛の思い出(社会に出てから編)

社会に出てすぐはIT関連の会社に入った。
大手の子会社。

大きな会社って良いですね。
回りに結構いっぱい女性がいる。

そんな中で気になる人が。
派遣で来てくれているプログラマで、前向きで明るい。
丸顔ですぐ笑う。

2~3回デートに誘って、結婚を意識するようになった。
むちゃくちゃ好き。
結婚したい。

ところが、派遣なので期間が終わると現場が変わる。

私、今月末までなの。
ええーっもうすぐやん。

とりあえず連絡先の電話番号だけ聞いた。

今度行くところは、すっごい残業多いところだから、ほとんど電話出れないと思うけど。

電話
確かに何度かけても電話が通じない。
今みたいに、携帯電話とか、メールとか、そんなの無かった時代だからねえ。

根気よくかけるしかない。

さすがに12時越えちゃまずいだろうから、自分の中でルール決め。
12時より前にコール。10回まで鳴らして出なければ諦める。

どれくらい続けただろう。
1ヵ月とか2ヵ月とかのレベルではない。
よく覚えてないけど、半年は優に越えてたはず。

さすがに変ですよね。
でも、嫌だから嘘の電話番号言うとか、そんなことをする子じゃない。

当時は、ストーカーって言葉すら無かったけど、これって犯罪かなあ。
毎日欠かさず10回コール。
最初っから出てもらったこと無いので、誰がかけてるか分からないはず。
セーフじゃない?
ダメ?

さすがに半年も越えてくると、電話に出てくれと念じる気持ちもなくなってくる。
単純なルーチンワーク。
朝起きて歯を磨くのに近い。
電話するの忘れたら何だか気持ち悪いってレベル。

ある日
はいっ。

えええーっ。
大パニック。

まさか、電話に出るなんて全くの想定外。
交通事故に会ったような感じ

とにかく切られないようにせねば。
今までの苦労が水の泡になる。

会いたいんだけど。

うん、いいよ。
あっそうだ。
一緒に行って欲しいところがあるんだけど。

待ちに待った当日
一緒に行ったのが、何かの説明会。
すぐに何なのか分かった。
ほんの少しの金額で、後々の冠婚葬祭のときに、実質数倍ものサービス提供を受けられる、互助会。
紹介して友達に入会してもらえるとボーナスがもらえる。

ねえ、すごいでしょう。ビックリだよね。
だねえ。
良ければ紹介者のところに私の名前書いてね。

これって、契約すれば手続きが必要。
てことは、もう一度会ってくれることが保証される。

安いじゃないですか。
なんぼでもカモになりましょう。

すぐに20万円を準備。


今度は映画でも見ましょう。
デビッドリンチの「砂の惑星」
その後、食事。

今度ね。あるところに行くの。
ある人に紹介されたんだけどね。
とっても楽しみ。

(きたーっ)

どんなん、どんなん?
そういうのむっちゃ興味ある。

紹介者のとこに名前書いとくね。

最初は3万円。

自己啓発セミナー
騙されるてると思うでしょう。
こっちはワクワク。
騙されるなら心底騙されないと彼女と話が通じない。
はなからそのつもりで行っている。

ところが。

まるっきり、人生が変わった。

3段階に分かれていて、
一段階目が3万円。
二段階目が20円。
三段階目が無料。無料だけど人を紹介する必要がある。

世間的には、かなりいかがわしいと思われるんでしょうね。

自分が良ければいいんじゃないでしょうか。
三段階目はすぐにやめることになったから誰も紹介していない。

2つの大きな成果があった。

楽になった

それまでは何でもすぐに悩んでいた。
頭の中をぐるぐるぐるぐる。
悩むこと自体が好きだったかもしれない。
それ以降は、
まあ、ええんちゃう?
それでもって日本アバウト党の党首。

自分を好きになった

正直、自分の性格はそんなに良いとは言えないみたい。
嫌う人はすごい嫌らしいね。

ネタばれになっちゃうからすぐに忘れてね。

セミナーでは、いろんな演習とかゲームみたいなのがあって、自分に対して色んな「気付き」をさせられる。
ああ俺ってこう。
なんてこうなんだ。
むちゃくちゃ嬉しいことではあっても、どんどん追い込まれる。

そして、セミナー最終日。

初日○○をしましたね。
その時自分についてどんな風に思いましたか
(そうだったなあ)
次は○○でした
・・ 振り返りが続く ・・
このセミナーで気づいた自分はどんな自分だったでしょう。
(こんな自分、あんな自分)
そんな自分を変えたいと思いましたか?
(そう、今苦労している)
でも考えてみてください。
あなたは自分の事を好きなんじゃないですか?
(ええっ? 嫌いじゃないけど、どういうこと?)
あんなだったりこんなだったりの自分。
全て、ひっくるめての自分自身。
そんな自分が好きなんじゃないですか。
(ほんまや。好きやわ)
変えなくても、いいんじゃないですか。

涙がどっと溢れだした。

えええーっ。
変えんで良いの?
ほんま?
俺、自分のこと好きや。
むちゃくちゃ好きや。
全然変えられんけど、自分のこと好きや。

卑怯やわ。
これいうために、朝から晩まで2週間もいろいろやらされて。
気づいてもうて。
嬉しいて。
辛くて。
やっぱり嬉しかったけど、
やっぱり辛くて。

これ言うためやったんか。
この為だけのセミナーやったんか。

その後
紹介者と会って、どうのこうの、という機会があったんだけど、彼女は来てくれなかった。
でも、全く大丈夫。
その後も全然連絡していない。もちろん10回コールも。
それどころじゃなくなった。
急に、思い出すこともなくなった。

30年たった今でも効果が持続している。
自分のこと、むっちゃ好き。
23万円、日割りしてみてよ。
むっちゃ安いで。
なんなら、もう100万払っても良い。

腸内細菌から学ぶ生き方

今まで、腸内細菌の話をしてきました。
自分が健康になるための方法論として話してきました。
そこまでで、完結しても悪くないとは思います。

でも私が、本を読んで一番衝撃を受けたのはそこではなかったのです。

自分一人で
人は自分一人では生きていけないとよく言います。
そこでイメージしているのは、人間。
親だったり、友達だったり、仕事仲間だったり。
全くそのとおりです。

でも、それ以前にもうひとつあった。
自分自身の中に、自分とは別の生命体が1000兆個も、うじゃうじゃと存在していた。
その腸内細菌のおかげで「生かされて」いた。

おれは誰の世話にもなっちゃいねぇ
なんて、そもそも全くあり得ないんだということ。

頭とこころとカラダ
頭とこころとカラダという話をしたことがあります。
頭で考えたこともカラダと違ってしまうことがある。
そんなとき、カラダは重要なメッセージを出してくれているのだから、よく耳を傾けましょう。
そんなイメージです。
そこで、カラダを便宜的に、別人格のように考えましたが、それもそのはず。
もともと、カラダはじぶんだけの人格ではなかった。

腸内細菌自体
一方、腸内細菌自体に目を転じてみたとき、ものすごいことが行われていた。

死骸が届くという話。
細菌が腸まで届けるのはごく一部。
でも、胃液で死滅したとしても、死骸がメッセージとして仲間に届き、仲間が繁栄する。
何というけなげな生き物なのか。

さらに、ウンコの構成要素
自分が生きたままウンコになって出ていく

共生って、宿主である人間が健康でないと、エサもあたえてもらえないから、持ちつ持たれつなんです。
そこまでは理解できる。

便通を良くするため、自分が出ていくとしたら、理屈に合わなくなってしまう。

あたかも1000兆個全体が意識をもち、その「なにものか」に揺り動かされているように思える

自分を動かしているのは自分だけではない

えらい哲学者が「我思う、故に我あり」と言ったけど、
我思う前に我はあったのだ。

いとおしいという感覚
男性がどうひっくり返ったって女性に及ばないのはどうしてだろう。
腹の中にいる我が子を10ヶ月もの間、いとおしいと思い続けた事がない。
でも、もうこれからは、1000兆もの我が子をいとおしいと思いつつ生きていく事ができる。
望むなら、食物繊維をどんどん取ろうではないか。
自分の健康のためではない。
我が子たちのために。
我が子たちを全体として揺り動かしている、「なにものか」のために

私達という生き方
誰かと比べて「自分」はどうだとか
「自分」はこんなに頑張っているだとか
なんで「自分」の事を分かってくれないんだとか

なんてつまらん人生を送っていたんだろう。

もうすでに、腹の中から温かかったのだ。
もうすでに、愛し合っており、愛にみちみちていたのだ。
わたしのことを考えてくれている1000兆個もの存在。
もうすでに、私たちとして生きている。

理想のウンコはバナナ3本分(腸内フローラの続き)

ウンコは何で出来ているか
そんなこと考えたことなかった。
食べ物のカスってわずかなんですって。
わずか5%
60%は水分で、20%が腸内細菌とその死骸。15%は腸粘膜細胞の死骸。
消化吸収の場である腸に、腐敗物がたまれば、発生した有毒ガスが全身に回ってしまう。
そうならないよう、自分自身の体も使いながら、ウンコを大きくし、外に出しやすくしてくれるらしい。
なんて献身的な。

理想のウンコ
理想のウンコは、バナナ3本分。
便切れがさわやかで練り歯磨きや味噌の硬さ。
黄褐色で匂いはかすか。
ゆっくり、水に沈むといいます。

まずは量。
これだけの量には、現代人は達していないらしいのです。
理想が300gなのに対して、150gから200g。
ということは、ウンコの水分以外で腸内細菌自体が一番多い訳ですから、
腸内細菌の絶対量が少ないということになります。
活躍していただけていないので、いろんな病気が進行していく。

次に匂い。
おならの匂いも含みます。
理想のウンコも臭くないってことはありませんが、ものすごく臭いときは要注意。
善玉菌は、食べたものを発酵はさせますが、悪玉菌のようにタンパク質や脂質を腐敗させる働きは持ちません。
大きく勢力が悪玉菌に傾いている恐れがあります。

さらに便通。
腸内環境が整っていると、下痢にも便秘にもなりませんが、
下痢や便秘だと腸内細菌によってぜんどう運動が正しく促されていないということ。
特に、悪玉菌に勢力が傾いている状態で便秘だと、有毒ガスが全身に行きわたってしまいます。

どうやって腸までたどり着くか
これも驚いた。
菌はほとんどが胃液で死んじゃう。
ほんのわずかしか生き残らない。
でもそのわずかが生き残って、腸に住み着く。

すごいのはここから。
死んじゃっても無駄にならないって。

死骸が仲間の繁殖に有効なんだって。
私は死んでも仲間のために死骸を使ってやってください、ってどこまでいい奴なんだろう。

統計を取ると、生菌と死菌では腸内細菌の繁殖をうながす効果にほとんど差がないらしいのです。
結論的に言うと、乳酸菌やビフィズス菌などは、どんどん積極的にとって、ちゃんと効果があるということ。

どうすればいいのか
1.善玉菌を積極的にとる(乳酸菌やビフィズス菌など)
2.それ以外でも、納豆、みそなどの発酵食品を積極的に取る
3.腸内細菌の餌のうち、腸内細菌がより良い活動ができる餌、即ち、食物繊維とオリゴ糖を積極的に取る。
4.腸内細菌を殺さない。保存料、食品添加物、抗生物質は腸内細菌を殺してしまいます。
5.全体として細菌を適度に取り入れる。殺菌に積極的になりすぎないということです。
6.ストレスをためない。ストレスは悪玉菌の異常繁殖につながります。

索引はこちら
[健康]シリーズはこちら(少し下げてね)

狭山湖のウォーキングイベントで

狭山湖のイベントで

朝早く着きすぎました。
もったいないので、ちょっと散策。
地図
西武ドーム
西武ドームでのイベントがまだ準備中のようで、ちょっと西武ドームの中を覗けました。
入ったことなかったんですが、すっごいですね。
圧倒されました。

多摩湖
イベント始まるまで、一時間近く。
多摩湖まで行けるかなあ

隣りの狭山湖とは趣が変わってとても良い感じ

山口観音
戻り途中に山口観音があった。
ちょっと覗いてみよう。
イベントでは、狭山不動尊に行く予定だけど、あれれっ
こっちの山口観音も別の面白さがある。
両方は時間的に無理だけど、こっちに行くという手もあるな。

イベント開始
全部で12名。
初参加も半分くらい。にぎやかで楽しいとてもいいメンバー。
結局、山口観音の方に行くことにした。
さっきは分からなかった、馬がいっぱい掘られたすごく精巧な彫り物もあった。
建物の周りを回転するベルに障りながら一周するとか。
全国八十八か所巡りができるところとか。
企画が面白いって感じかな。
でも、わびさびにはちょっと欠けるかな。

狭山湖
やっぱりいいです。
こういう、どーんとした、開放感に満ち溢れたところは、無条件に心が癒されます。
鳥を撮影する人がやたらにいっぱい。
下見の時にはいなかったんですけど。
聞くとのどのところが赤い珍しい鳥を撮影しに来ているんですって。
我々がいたその時には現れませんでしたが。

クロスケの家
トトロの森基金がやっている、古民家をもとにした施設。
マックロクロスケを探すというのも楽しい。
下見の時2回とも見れませんでしたので、私自身楽しめました。

トトロの森
もりっ
森は良いです。

登山では、当たり前の森だけど、
こうやって、平地に森として存在しているところを歩けるってあんまり思いつかないんですよね。
緑いっぱいのコースはいっぱいイベントやったけど、森は明らかに違う。

もりっ
森は良いです。

最後すぐそこまでで終わりってところで名残惜しくなりました。

予定にはなかったんだけど、そっち側もちょっと行ってみます?

行きたい行きたいっ

看板に出ている道からして、こっちの方かな?
すれ違った団体さんに

どっちに行けるんですか?
左に行ったらぐるっと回れますよ。

おかげて森をさらに堪能できました。
最初のところまで戻れました。

さあ、どう行きましょう。
左に行けば再度森、同じ道だけど、どう帰るかは分かっている。
右に行けば森には行かない。
道は分かっていないけど、西武球場前駅→と書いてはある。

右かな

ずんずん進む。
ちょっと怪しくなってきた。
メンバーがスマホで調べてくれたり。

作業服のおじさんに道を聞いた。
とても親切に、途中まで歩いてくれたりして教えてくれた。

ありがとうございました。

最初考えていたところより、結構方向が違っていて、行きがけに最初に通った狭山湖の入り口に。

ここまで、来たんだったら、通り道だから、狭山不動尊も見ますか。

狭山不動尊
狭山不動尊は、山口観音と違って、わびさび。

わびさびの分かる私としては、こっちの方がいいわあ。

結構好評。

対比の山口観音に行っていたのが逆に良かったかも。

今日も
毎回思いますが、ウォーキング同好会は本当にメンバーに恵まれました。
ちょっとコース変えちゃおか、みたいな今日みたいな感じも、
みんなノリがいいので逆に楽しんでくれる。

私がやりたい、「俺の会」じゃなく「みんなの会」がどんどん実現できていっている気がします。

楽しませてくれてありがとう。

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ