恋愛の思い出(そしてカミさんへ)

恋愛の思い出も最終章。
いよいよ、今のカミさん編です。

結婚情報サービス業
自己啓発セミナーに行ってやたらに舞い上がっちゃった私は、人といっぱい話がしたくてたまらなくなりました。
今もごく一部残っているようですが、結婚情報サービス業なるものが流行りはじめの頃でした。
アンケートのようなシートにいっぱい、情報を書き込んで登録しておけば、結婚相手の紹介をどんどんしてくれるというもの。

面白そう。
いっぱい、いろんな人と話が出来るかも。
ひょっとして、結婚なんてできちゃったら儲けもんだし。

切実に結婚したいというよりは、友達作り的ニュアンス。

データ
最初、週に1人ずつデータのシートが送られてきます。
本名も顔もわからず、イニシャルと、アンケートに答えたデータのみ。
もし、その中で会いたいなと思う人がいれば、お会いできませんか、私はこういうものです、的な手紙を書いて封筒に入れ、さらにそれを大きな封筒に入れて本部に送る。
本部は中の封筒を相手に送る。
送られた相手が会いたいと思えば、そこからは、直接連絡を取り合う。

正直、データでは全くイメージがわかない。
どうせ、それほど会ってくれることはないだろう。
よし、全員に手紙出しちゃえ。

ところが、予想に反して、かなりの確率で会ってくれる。
そのあと、またお会いしましょうか、的になったりすると、週末が忙しい忙しい。

いやあ、想定外。
ここまで大変だとは。
正直、ちょっと疲れてきた。

ちょっと体勢を立て直そう。

契約は、2年間なんだけど、途中、トータル9ヶ月まで何度か休会が出来て、その分契約が後ろにずれる。

休会しよう。

何故か
休会したので、もう、データは送られてこない。

はずだった。

でも不思議なことに、おそらく間違えてデータが送られてきた。

ラッキー。
この分は、只っちゅうことやね。

何としても会わねば。

お察しの通り、それがカミさんです。

会って
最初、池袋で会いました。
はっきり言って、只なんだから、ダメで元々。
言いたい放題。

色々話して分かったのが、彼女(カミさん)も不思議なほど、同じ経緯。

ホントに偶然なんだけど、全く同じ自己啓発セミナーを向こうの方がちょっと早めだけど受けていた。
カミさんも友達がいっぱい欲しくなり、友達作り目的で入会。
でも忙しくなってきたので、休会。

休会中にも関わらず、僕からの手紙が届いた。
もったいないから会ってみよう。

ここまで一緒。
とっても不思議。

初日に
恋愛の思い出シリーズを読んでいただいた方はお分かりかと思いますが、
今までの恋愛はちょっと変。
息ができなかったり、4年も文通だけで思いを募らせたり、ストーカーまがいだったり。

全く逆と言っていいのか、思い詰める的な感覚が見事になかった。

とっても自然に、会った初日に、
あっ、この人と結婚しよう。
おそらく結婚する。

皆さんはどうなんでしょう。
もちろんいろんなケースがあるんでしょうけど。
自分でも不思議なくらい、気負いがなかった。

おそらく近い内にプロポーズするんだろうな。
その時に、断られるようなイメージが全くわかない。

結婚って、そういう相手とするもんかも。

そして、決定的な決め手が、皆さんご存じのカミさんの田舎の話を聞いたとき。
ゴミを台風の日に?
これは、結婚せんと。

プロポーズ
気負いがないので、どんな場所で、何を言おうかなんてことは全く考えなかった。
ひとつだけ決めていた。
プロポーズの言葉は、何でも良いけど、大阪弁で言おう。

カミさんが今後の人生でやりたいことを話だした。
カミさんは看護師なんだけど、その時の職場は、未熟児専門。
未熟児について、もっと深く知りたいという。
未熟児学みたいなのがあって、圧倒的に進んでいるのがアメリカ。
アメリカに留学してもっと未熟児学を勉強したいと。

良いじゃない良いじゃない、応援するよ。

他にも、やりたいこともいっぱいあるしね。
私みたいな人は一生結婚できないと思うのよ。

ええっ?

『俺のこともかんがえてえなあ』

これです。
プロポーズの言葉のつもりで言ったんですが、ダメ?
カミさんからは、ずっと、プロポーズされてないと言われ続けてます。

その後、結婚後に留学してもいいよとか、結婚できない理由を一つずつ解決していった。

最後に、
ちゃんとご両親とかに、結婚するからってゆうといてよ。

確かにロマンチックのかけらもなかったね。
すみません。
反省。

今に至ります。

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