[昭和歌謡]2 ちいさい秋みつけた

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

ちいさい秋見つけた
ボニージャックス
作詞 サトウハチロー 作曲 中田喜直
1962年

♪だれかさんが だれかさんが だれさんが みつけた
♪ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 見つけた

知らない人はいないんじゃないかな。

童謡の域を超えたスタンダード曲になりました。
日本レコード大賞童謡賞も受賞
文部省認定曲として、小学校の音楽教科書に載っています。

私も音楽教科書で習ったかも知れません。

四季のある国ならではの豊かな文学表現
ひとには気づかないような季節の変化をとらえ
表現するんだけど
決してひとりよがりのものではなく
誰もが共感できるものとして
ああ、分かるなあと感じ入る。

季語を必須とする俳句なんかは
その為の文学と言えるでしょう。

だれかさん、という表現
ちいさい秋、という表現
絶妙です。

ちいさい秋
このちいさい秋は、実際にはなんでしょう
サトウハチローさんの、東京文京区の自宅の庭に植えられていた
ハゼノキの紅葉らしいです。

この自宅は、岩手県北上市にある「サトウハチロー記念館」に
移築されています。
ハゼノキは、さらにそこから5本
東京ドームの北側の礫川公園(れきせんこうえん)に移築されています。

行きましたよ。ウォーキングイベントで。
その時は、このエピソードを知らなかったから
サトウハチローさんのハゼノキも分からなかったけど
洋風のとても綺麗な公園でした。

毎年、ハゼノキは綺麗に紅葉するようです。

思い出
私自身の思い出としては、
この歌ではないんですが
似たようなテイストの歌で
ダークダックスの花のメルヘン

むかしむかし そのむかし
小さな川のほとりに
大きな花と 小さな花が 並んで咲いていた
大きな花は美しい いつも歌を歌う花
けれども小さな花は いつもひとりぼっち
春の日差し浴びて 二つの花は
春の想いに 胸を膨らませる

好きだったなあ、この歌とても好きだった。

誰もいない小学校の体育館に行って
この歌を歌うと、体育館全体に声が響く。
自分で自分の声に聞き惚れちゃってました。

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