成長ホルモンで、寝てる間に若返り

睡眠中にアンチエイジングホルモン(若返りのホルモン)が働きます。
重要なのが成長ホルモンとメラトニン。
今回は成長ホルモンについて掘り下げましょう。

成長ホルモンの働き
成長にかかわり、子供の体を大きく育てます。
大人になってからは、以下のような働きをします。
1.内臓や器官をつくり、回復させる
2.はりと潤いのある皮膚をつくる
3.筋肉を増強する
4.骨を丈夫にする
5.性的能力を高める
6.免疫力を調整して強化する
7.コレステロールの利用がうまくいく
8.脳の働きをよくする
9.視力を良くする

年齢別分泌
年齢とともに増え、ピークに達するのは20歳ころです。
そこからどんどん減って、40歳では、20歳の半分。60歳では1/4
もちろん、個人差もあり、努力によっても変わるので、若さを保つためには成長ホルモンをより多く分泌する努力をすべきことになります。
「成長ホルモン」はアンチエイジング(若返り)ホルモンの筆頭にあげられます。

分泌される時間帯
睡眠中が約7割。残り3割が起きている間です。
成長ホルモンを出すかどうかは指令ホルモンによって決まります。
「成長ホルモン放出ホルモン」が指令を下垂体に出せば、成長ホルモンが放出されます。
「ソマトスタチン」が指令を出せば、成長ホルモンは出なくなります。
睡眠中には「ソマトスタチン」が出ないので、成長ホルモンが思う存分分泌されることになります。
70%の睡眠中の分泌も、全体的にばらけるのではありません。
一番最初の深い睡眠(ノンレム睡眠)の時にまとめて集中的に分泌されます。
寝入りばなの1~2時間です。
最初にどっと分必された成長ホルモンが一晩かけて、睡眠再生工場としての働きを行ってくれます。
子供と大人では、ノンレム睡眠の眠りの深さが違い、大人になるにつれて眠りの深さが浅くなってきます。
そこで、睡眠中の分泌だけに頼っていると、十分な分泌が得られなくなってきます。
睡眠以外での分泌も有効活用する必要があります。

睡眠以外での分泌のスイッチ
睡眠以外での分泌が促されるときは
1.血糖値が下がっているとき(空腹の時)
2.適度なストレスを感じた時
3.ちょっときつめの適度な運動をした時
です。
いずれも、少し困った状態の時ということになります。
そういった状態の時に、体は成長ホルモンの必要性を感じて「成長ホルモン放出ホルモン」が出ることになります。
成長ホルモンは、数時間は持続して作用するので、夕方以降に放出されれば、睡眠再生工場に役立つことになります。
例えば、会社帰りに一駅手前で降りて、速足で帰る
これなんかは、夜に行う「ちょっときつめの適度な運動」にあたり、十分に役立ちます。
又、「血糖値が下がっているとき(空腹の時)」では間食をやめることが一番です。
空腹を経るだけで良いので、全体の食事量を減らす必要はありません。

成長ホルモンで、寝てる間に若返り」への1件のフィードバック

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