[百人一首]84 長らへば

長らへば またこのごろや しのばれむ
憂しと見し世ぞ 今は恋しき

もし生き長らえたら つらい今の事も懐かしく思い出される日が来るだろう
辛いと思った昔が、今は懐かしいのだから

藤原清輔
藤原清輔(きよすけ)
第79首の
秋風に たなびく雲の 絶えまより
もれ出づる月の 影のさやけさ
の作者、藤原顕輔(あきすけ)の息子

六条家創設の顕輔です
お父さんとの間がしっくり来ず
かなり苦労する

「詞花集」では、お父さんが選者
色々手伝ったんだけど、自分の歌は一首も選んでもらえなかった

「続詞花集」では、二条天皇から
選者としてお願いしていいかな

よっしゃ、今度こそ
でも、完成前に二条天皇が亡くなって
もういいよ
ええっ

鑑賞
色々苦労したんですね
そもそも、生きた時代が、保元・平治の乱のどろどろの時代
生き抜いただけでも、良く頑張りました。

ああ、あの頃は辛かったけど、懐かしいなあ
今だって辛いことだらけだけど
あとになって思い出すだろう。
懐かしいなあ、って

結局、最終的にはお父さんにも認められて
六条家を継ぐことになります。

この一つ前の歌の作者で藤原定家のお父さん、俊成と並び称せられる程になります。

分かる
分かる、なんてもんじゃないですね
私の事を詠んでるんじゃないかな

宅配寿司の会社やってたころ
配達先の光が丘の高層団地から下を見下ろして
楽になれるんだろうな、と思った。

あの頃があるから、今があると思う。

明石家さんまが、娘につけた「いまる」という奇っ怪な名前
生きているだけで丸儲け
の意味が、身に染みて分かる

人生どんとこい
やったことない仕事にぶち当たる度に思う

何とかなるやろ
スリル満点
人生楽しんだもん勝ち

索引はこちら
[百人一首]シリーズはこちら(少し下げてね)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です