前回、雲の10種類の話をしましたので、その一つずつをと思ったんですが
せっかくですから、自分で撮った写真もとり混ぜつついきたいなと思っています。
一旦、前回すっ飛ばした雲の仕組みの話を挟みます。
気圧
空気の圧力の事を気圧と言います。
自分の上にある空気全ての重さなんですと。
ずっとずっと上の空気がなくなる手前まで
何だかすごいです。
単位はヘクトパスカル(hPa)聞いたことあります
昔はミリバールと言っていたそうです。
そういうとそうでした。
手のひら(10cm四方)の上に乗せた、きゅうり1本(100g)から感じる圧力が1hPa
早速冷蔵庫を開けて、きゅうりを手のひらに乗せてみました。
うん、乗っている
理解、理解。
色々変化はしますが、地上では約1000hPa
「私たちはあまり意識しませんが、手のひらにキュウリ1000本(100㎏)を載せたくらいのけっこうな重さの空気の中で生活しているのです」
って本には書いてあります。
あかん
ここで挫折
手のひらにキュウリ1000本は乗せたことありません。
そんなん重たい。
ぺしゃんこになります。
100kgのおデブちゃんを、常に背負いながら生活しているということですね
最近肩凝って、50肩にもなったのはこういうカラクリだったんですね。
納得いきませんが、考えても分かりませんので
無理矢理次にいきましょう。
気圧と高度と温度と飽和と重さ
気圧ってずっと上までの空気の重さでしたね
ということは高いところでは上に空気(キュウリ)がそんなにないから
気圧は低めになります。
温度との関係で言うと気圧が高いと温度は高くなる
ギュウギュウだと、おしくら饅頭なので暑くなるんですね
そして、暑いと水分をいっぱい含むことが出来る
逆に寒いと含むことが出来なくなる
となると、雲になる訳です。
もっともっと耐えられなくなると、雨になる。
高気圧と低気圧ではバクッと言うと低気圧の方が天気が悪いのはそういう理由です。
上昇
例えば地上付近にある湿った空気が、上に上昇していくとします。
すると、気圧が低くなる→冷たくなる→耐えきれなくなる→雲になる
上昇する理由はいくつかあります。
一つ目は山
横方向に風が吹いているとする
そこに山があると上昇するしかありませんね
富士山の頂上に雲があるのはそういう理由です。
二つ目は冷たい地面
地面が冷たかったとします。
空気は冷やされます。
冷えると膨張して軽くなります。
軽くなると上に上がっていきます。
三つ目は高気圧と低気圧のせめぎあい
仮に西の方は高気圧の空気が支配していて
東の方は低気圧だったとします。
高気圧はおしくら饅頭ですから、
低気圧の方にグイグイ押してきます。
そこには何が出来るでしょう
はい、風ですね。
横方向に風が吹くと低気圧の方ではどうなるか
もともと軽めの空気ですから高気圧の下側に潜り込むことにはならず
高気圧の上に乗っかっていく感じになります
すると、上昇→もっと低気圧に→耐えられない→雲になる
って訳です。
この高気圧と低気圧の境目の事を前線と言っています。
おおっ、一気に専門的になりましたね
気象予報士になった気分です。
前線と言っても天気図のように空に線が書いてある訳はありません。
でも見分けられるんですね
もうお分かりでしょう
雲ですね
前線には雲があって天気が悪くなるってことです。
同じ時間の天気図と雲の写真を見比べて下さい。
ほらね
以下は私が撮った雲の写真です。
層積雲かな
これは積雲?
見にくいけど薄く巻雲じゃないかな
層雲かなと思います。