自然教育園で贅沢な時間

池田山公園、庭園美術館で庭園三昧だ!
の続きね

自然教育園
いやあ困った。
「木」どうしよう。
えらいジャンルに踏み込んでしまった。

やりはじめて分かった。
こんなに色々あろうとは

色々というのは、木の種類もそうなんだけど
楽しみ方

町中は緑で溢れているから
木が多いのも知っていたし
元々巨木は大好きだったんだけどなあ。

ここまでとは。

そもそも、木がいる場所
森や神社仏閣。
 巨木で感動したいとなると、ここですね
街路樹。
 ウォーキングの最中により楽しみたいというのが元々の趣旨なので
 街路樹が見分けられるとどれだけ楽しいだろう
生け垣
 このジャンル。気がつかなかったなあ。
 自然の巨木とかもすごいって思うけど
 綺麗に刈り揃えられている生け垣
庭園、公園、庭木
 庭園って、日本庭園の場合、主役は花じゃなくて木になる
 公園は元々木が主役だし
 意外に庭木って道からすぐ見えるところにいっぱいあるので
 ウォーキングしているだけでも目一杯楽しめる

もちろん、ダブっているんだけど
木によって得意分野が違ってたりする
巨木だと、クスやスダジイ
街路樹だと、けやき、イチョウ、ハナミズキ
生け垣だと、カナメモチ、コウヤマキ、イヌツゲ
庭木に一番人気なのがシマトネリコだというのには驚いた
聞いたことない名前、ホームセンターか宅急便か
庭木の中で、コニファーというサブジャンルがあるのも知らなかった

植木屋さんはものすごく詳しいんでしょうね
バカボンのパパなんか、木の話を振られたとたん
キリッとした顔で饒舌に喋り出すでしょう。

花と比べ、全部緑だから
見分けをつけるのがえらい大変

結論から言うと、今回の自然教育園でのチャレンジでも
前回の林試の森公園に引き続きほぼ惨敗

特に森系は葉っぱが触れるところに無くて
「シラカシ」とか幹にネームプレートを付けてくれているんだけど
辿っていっても葉っぱははるか先

今回、事前に学習館みたいなところで図鑑を買った
電子書籍でいくつか図鑑を買ったんだけど
電子書籍は夏の日差しが強いときはほとんど見えず役に立たない

ネームプレートを見る
図鑑で葉っぱを確認
はるか先の葉っぱを見て、そうなのかなあ
太陽が照っていると眩しくて良く見えないし
下から見ると葉っぱの裏しか見えないので、かなり感覚が違う
たまに下の方から枝と葉っぱが出ているのを見ると超ラッキー

そういうことを繰り返していくのは間違いでは無いんだろうけど
おそらく、短期間である程度知りたいという
この取り組み自体が間違っている

経験の積み重ね

おそらくバカボンのパパ クラスになると
近づいて葉っぱを見ずとも、一目見て、モチノキでしょ
なんで? モチノキじゃん

クスノキだけは私もほぼ自信が持てるようになった
あとハナミズキ

植物って時間が違うんだと思う。
少なくとも一年は見ていただけないと、私の事はご理解いただけないと思いますが
と言っている気がする

ハナミズキを見分けられる理由はその木がハナミズキだと知っているから
4月に花カレンダーを初めて、ハナミズキの花は分かった。
毎日通勤している途中にある

となると花が散った後も
この葉っぱの感じはハナミズキね

くったりと垂れ下がってちょっと情けない感じ

町中で見掛けても、
あっ、情けない。ハナミズキだ!

このあと、落葉の季節になり
実を付ける季節になるとまた違った顔を見せてくれるでしょう

花、新緑、緑いっぱい、落葉、実

一連の流れでゆったりと理解する

シイとカシの見分け方なんて
この前の林試の森公園のスタッフの人だって
ドングリの季節にまた来ていただかないと

自然教育園では、おじさんが
どこどこの何がこうでねとスタッフさんに楽しそうに話しかけていた。
また、午後来ますね。
おそらく毎日来ているんでしょう。

必要なのは
考えるより、感じること
そして、繰り返すこと、続けること

物事すべてへの向き合い方は
こうないといけませんよ、って植物が教えてくれている気がする

我々動物からすると、植物って動けなくて可哀想って思いがちだけど

ただここにいる
ずっとここにいる

それが何か?
って言われている気がする

自然教育園で
ということで、図鑑を引きつつに特段の成果も無いまま進んでいって
森、また森

良いかぁ

日本アバウト党ですし

腰掛けられるところがいくつかある場所
二人くらいしか座っていなくて、すきすき

見上げると巨木だらけ
はるか上空の枝が、風で大きく右左
木漏れ日が、キラキラッキラキラッ
ピヨッ ピヨピヨッ

ああ贅沢だなあ

森の中にいる

せっかくだから
もっと贅沢な時間の使い方をしてみようか

ベンチに横になる
鞄が枕
顔に木漏れ日が当たる

そのまま すぅーっと

どこ行こう、そうだ!おでかけマップ
[植物]シリーズはこちら(少し下げてね)


カンパニュラ アルペンブルー

花カレンダー始めました

自然教育園で贅沢な時間」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 八芳園の庭園は見事なお手入れ | でーこんのあちこちコラム

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