ウォーキング 吐く方が吸うより長い

ウォーキングのときに、なぜ9対3の呼吸法がいいか、もうちょっと補足説明しましょう
(9対3の呼吸法のやり方は目次からたどってみてね)

吐く方が吸うより長い
・健康を考えた時、大きな分野として、自律神経、代謝、免疫がありますが、その中でもすべてに関連して司令塔としての役割を果たすのが自律神経。
・自律神経というくらいなので、体が勝手に自律して「いい具合」にやってくれちゃう。
・逆に言うと、意識して自律神経に対して働きかけることができない。
・唯一の例外を除いて。

・それが呼吸。
・呼吸はしないと死んじゃうから、意識して呼吸を止められないよう、自律神経が司る。
・ところが、呼吸って、「リズムを一定にする、深く吸う、吸うことと吐くことの長さを変える、腹式呼吸にする、鼻呼吸にする」等を意識して行うことができ、即、自律神経に直結する。

副交感神経を活性化する
・歩くことって、もともと「運動」である以上、交感神経が活性化する。
・「イケイケ」の神経だ。
・となると、もう一方の副交感神経の活性化を意識して図ってやらないと、バランスがとれなくなり、体に悪い。
・交感神経が優位になりすぎると、活性酸素という毒性のある物質が発生してしまう。
・大体、世の中に出回っている「スポーツは体に悪い論」はこれを根拠にしている。

吐く=副交感神経
・吸う=交感神経を、吐く=副交感神経を優位にする。
・「吸う」は「やったるで」であり、「吐く」は「おだやかに」な訳。
・通常は、バランスとしてほぼ同じなので、とくにどっち優位にも働かない。
・意識してバランスをかえてやる。
・「吐く」を「吸う」の倍、ないしはそれ以上にして、ある程度継続させると、副交感神経が活性化する。
・また、同じ呼吸のリズムを刻み続けるとか、深く吸うことをすると、気持ちが落ち着いていくから、副交感神経が活性化される。
・深呼吸で、気持ちを落ち着かせるというのは、手っ取り早い方法で、皆さん経験あるでしょう。
・9対3の呼吸法は、かなり深呼吸をせざるを得なくなります。
・やってみていただければすぐに分かりますが、9-3の6の部分を普通より多く吐かないと成り立ちませんので。

心肺機能の強化
・2つめの根拠は「心肺機能の強化」です。
・呼吸法を組み合わせないウォーキングは、筋肉強化にしかなりません。
・もちろんそれはいいことなのですが、「健康」のためのウォーキングとなると、もっと体全体を良くする必要があります。
・体の中から健康になる必要があります。
・体全体をよくするためには、代謝を良くする必要があります。
・60兆個の細胞全てに、栄養分と酸素を届けてやる必要があります。
・そのために、心臓と肺を鍛えてやる必要があります。
・深呼吸を余儀なくする9対3の呼吸法こそ、健康のためのウォーキングの「決め手」です。

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