[天皇]14 仲哀天皇。奥様は恐るべし神功皇后

天皇シリーズ14代

仲哀(ちゅうあい)天皇

ヤマトタケルの弟、成務天皇には、子供がいなかったので
ヤマトタケルの息子が跡を継ぐことになります。
仲哀(ちゅうあい)天皇です。

奥さんが有名な、神功皇后(じんぐうこうごう)
八幡神社の祭神の一人です。

せっかくヤマトタケルが征伐した熊襲(クマソ)が再び大和に背いたため
父の意思よ再び、と征伐に向かう。

途中、筑紫の橿日宮(かしいのみや)にいるとき
神功皇后に神様が降りてきた。
神のお告げ

海の向こうに土地があります。
そこへ遠征しなさい。

昔から、神のお告げは、女性を介して行われます。
女性は偉かったのね。

今でも、わが家では、カミさんです。

ほんまやろかと山の上に登って、遠く朝鮮の方を眺めます。

そんな土地見えないなあ。
行かなくても良いんじゃないかなあ。

これが、神(カミ)さんの怒りをかいます。
気がつくと亡くなっちゃっていました。

神功皇后
残された神功皇后は妊娠しておりました。
中断して早く帰って子供産まなきゃ
となるところでしょうが
さすがは肝が座っている神功皇后
そうはなりません。

早く熊襲を討って、海の向こう(朝鮮)に向かわなきゃ。

ささっと熊襲征伐
でも、もう産まれちゃう!

またに石を挟み、外れないように縄できつく縛って、気合いで耐える

行け。いざ朝鮮へ

向かった船を、魚達が協力し合って、波と共に持ち上げ
朝鮮の新羅(しらぎ)の真ん中辺まで、どんと乗り上げる。

なんじゃこいつら!
こんなのと戦ったらやばいかも。

戦わずして、新羅は大和王朝に従うことを約束します。

ここは、古事記と日本書紀で若干違っていて
古事記では新羅だけですが
日本書紀では、新羅と百済(くだら)と高句麗(こうくり)の三韓征伐となっています。

いくらなんでも、そこまでは石は持たないんじゃないかなあ。

帰ってきて、縄をほどいて

ポンッ

産まれたのが応神(おうじん)天皇です。
お腹の中で新羅遠征を経験していますので、妊中天皇と言ったりもします。

あくまでもお話ではありますが
隣国ですので、色々あったようです
任那(みまな)という小国の中に、日本府、即ち大使館のようなものを置いていた。
それが、新羅の支配下になってしまう。
それを奪還するために兵を送った、みたいな記録もあるので
そんな背景が神話となって盛り込まれたのかも知れません。

応神天皇に渡すまで、長い間、神功皇后が統治します。
神功皇后も、天皇と表現しても良いんじゃないかと思いますが
そうはなっていません。

次はいよいよ、応神天皇です。

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