[江戸城] えっ、こんなところに、何これ

[江戸城] 江戸城の全貌を確かめに。
の続きです。

さあ、入城です。
すぐにあるのは三の丸尚蔵館
世界各国から皇室に贈られたお宝が展示してある。
前回行ったので、今回はパス

売店がありました。
入ると、ガイド本も売っているじゃありませんか
だいたいどこの観光地に行っても、そこで売られているガイド本があれば
1000円以内なら買うようにしています。
東御苑セルフガイドブックというのを買っちゃいました。

ただでさえ、二つの本を読みながら大忙しなのに、三つはてんてこまいです。

番所
同心番所
百人番所

大番所

とチェックの場所が続きます。

不思議だなあ
江戸時代の与力と同心という警察機構は、極端に人数が少なく
人口100万人もいるのに、与力で25人、同心で100人くらいしかいないはず。

この三っつの番所にいたと書いてある与力と同心の数を合わせると
もう、それを超えちゃうんですけど。

別勘定って事なんでしょうね
だとしても、この番所で待機しているのとほぼ同じ人数くらいしか、町中にいないって
バランス悪すぎるんじゃないだろうか

三つの番所の位置関係はこんな感じ

さあ、本丸のある広場まで、坂を頑張って上がっていきます。
この、坂を登るというのが重要です。
実は、江戸城って、山の手(武蔵野台地)の端っこに立っていて
東側と西側でかなり標高が違います。



本丸までが高くて、そこから西側がガンッと低い。
その差、実に標高20m
そもそも、この西側。皇居前広場や、丸の内辺りは、家康が江戸に入ってきた時は海で
家康が埋め立てた。

皇居の周りを走っている市民ランナーさん達は
走り安いから走っているんだとずっと思っておりましたが、逆だったのか。
過酷だから挑戦していたんですね。
すごいぞ。市民ランナー。

富士見櫓(ふじみやぐら)
その標高差を登って来ようという敵を、急激な石垣とその上の櫓で落とそうというのが富士見櫓

すごいです。お城みたいです。
巽櫓(たつみやぐら)や伏見櫓(ふしみやぐら)は二重櫓(二階建て)なので
現存する櫓で、三重櫓は富士見櫓だけ

江戸城って、明暦の大火(1653)の時点で丸焼けになり
火薬が置いてあった天守閣は大爆発。
江戸時代260年の内、最初の50年しか天守閣は無いんです。

天守閣焼失後、天守台の石垣までは再建したんだけど
老中格の保科正之が天守閣再建に反対
平和な時代になったのだから
今や天守閣の役割と言えば、眺めが良いということだけ。
であれば、富士見櫓だけ再建すれば良い。
その分のお金は城下の再建に回そう。

展望台
江戸城内の標高差が一番良く分かるのが、展望台
ここは、元、台所櫓という櫓が有った場所
高い方の端っこなので、展望台になります。


逆に下から展望台を見上げるとこんな感じ

あれっ?
さあ、ここから、本丸の表、中奥、大奥とイメージしていくぞ
ただ、原っぱしか無いけどね

ん?
以前来たとき、原っぱがただ広がっていた場所に
何やら神社的なものが。
でも、どうも近づけそうにない。

先に休憩所に行こう。

休憩所に入ると、ジオラマ模型が有った

あれ?
これってさっきの神社的なもの?
どうも大嘗宮(だいじょうきゅう)と言うらしい

何かの儀式をする場所

もう一度さっきの場所に行ってみよう

これ以上は近付けません。

だんだん言っていることが分かってきた

平たく言うとこういうこと
天皇の代替わりの時には大嘗祭(だいじょうさい)という儀式を行う。
今回は、11月の14日と15日
その儀式のためだけに、ジオラマにあったような大々的な神社を作る
そして終わったら壊す。

いやあ
全くこれを目的に来た訳じゃないのに
すごいものに出くわしました。
これだからウォーキングはやめられません。
私の年齢からして、大嘗宮なるものを目撃出来ることは二度と無いでしょう

松の廊下跡
柵がいっぱいあるので、ぐるっと回らないと行けません
ようやくついた松の廊下跡

さあ、いよいよ、天守台へ

あれ?
また柵が
警備のお兄さん

すみません
天守台へは行けないんですか?

はい。大嘗宮の工事をしておりまして。
11/14と15までは天守台へは行けません

ええっ

一回、納得したのですが
ちょっと心配になった。

実は今回江戸城に来たのはウォーキングイベントの下見
どうせなら、春と秋に行われる乾通り抜けという、一般公開の範囲が増える時期にイベントやりたいなと。
今年の秋の分は、まだ発表になっていないんだけど、例年だと12月初めの一週間

引き返して、警備のお兄さんに

しつこいようですみません。
11/14と15が過ぎれば、天守台には行けるんでしょうか。

行ける筈ですが、撤去にかかる日数の分は無理かも知れません。

11/14と15って一般の人は見学出来たりするんでしょうか

おそらく無理だと思います。

良く見ると、この青いところは入れない

困った。
イベントどうしよう。

そんな異例の年に予定通り乾通り抜けをするだろうか
するとして、その時に、本丸、天守台の多くの部分を見れないとすると
江戸城の全貌に迫る!というイベントにならない。

いや、そういう問題だろうか
乾通りなんて言っておる場合か
大嘗宮だよ大嘗宮

ネットで調べました。
平成の代替わりの時も大嘗宮を作って大嘗祭をやったようです。
その時は、そもそも皇居の東御苑は工事期間一切入れなかった。
今回は、遠目に見れるところまで近づけるので、随分親切になった。
平成の時は大嘗祭が終わったあと18日間、大嘗宮を一般公開し
そのあと壊した。

現時点で何の発表もございませんが
今回、より親切になっているわけだから
大嘗祭が終わったあと一般公開してくれるのでは無いでしょうか

と言うことで賭けに出ます。
大嘗宮を見るイベントを組む

さあ、どうでしょうか。

そのあと
皇居は見所は山ほどあるので、これきしの事ではへこたれません。
二の丸庭園とか色々回ったのですが
長くなりすぎたので、まるっと省略します。

おでかけマップ

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