[名僧]良寛。子供が好きで、お酒が好きで、竹が好き

名僧シリーズです

良寛
1758~1831年 曹洞宗

越後出身、幼い頃に江戸に出て学問を志す。

一旦越後に戻り、名主見習いをやるんだけど性に合わなかった

出家しよう
18歳で禅を始める

22歳の時、光照寺にやって来た、円通寺の国仙和尚にビビッと来て
弟子にしてください

円通寺に行って修行する
国仙和尚の事が大好きで
日本でも傑出した禅僧・国仙和尚の真の弟子・良寛である
と書き留めています。

結局そこも離れ、諸国漫遊の旅へ

その時、書や和歌に親しんだ

ずっと師匠の事は大好きで
絵にも書いてある師匠からもらった杖をとても大事にしている

ところが、根っからの忘れん坊
すぐに杖をどこかに置いてきちゃう
忘れては見つけの繰り返し

各地を転々として、48歳で五合庵というのを作って落ち着く
寺ではありません
一日五合の米を食べれば十分ということで命名
結局生涯寺を持つことはありませんでした。

難しい説教が大嫌い
分かりやすい説法で語るから、民衆には大人気

特に子供が大好きで、子供と遊んでばかり

ある時かくれんぼしていて
いつまでたっても見つからない

夜遅くなってみんな家に帰っちゃった

翌朝早くに、隠れている良寛さんに近所の人が
何でこんなところに?

シーッ
そんなに大きな声を出したら子供に見つかっちゃうじゃないか

お酒も大好き
でも酒豪って事ではない
近所の人達と割り勘で飲む
絶対に同じ量以上は飲まない

竹が大好き
竹の生き方が好きです、と書いた書

私はこの字が一番好きです。

五合庵に生えてきた竹の子が天井につかえそうなのを見て、かわいそうに思い、
ろうそくで天井を焼いて穴を開けてやろうとした
えらいこっちゃ
火事になっちゃいました。

詩や和歌や書など、一人遊びが大好きなのに、寂しがり屋さん
「わが宿は国上山もと恋しくば 尋ねて来ませたどりだどりに」

[名僧]シリーズはこちら(少し下げてね)

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