[植物]ミズナス。「ない」から成長できる

植物のかしこい生き方、第二章「あらがわない」から

「ない」から強くなれる
「ない」ときこそ 力をためれば強くなれる

ミズナス

大阪府岸和田市の特産品でもあるミズナス

ある時期に、土がカラカラになるほど、水が断たれるとおいしくなる

ナスやトマトを栽培するときも、何日間か水を与えず、
そのあとたっぷりの水を与えるという栽培方法がとられる事があります。

水を断つと枯れる訳なので
その時期と期間を間違えば台無し。
その加減が難しい栽培方法ではあります。

潤沢に水分があると、根はそれほど頑張る必要がない

でも水がないと

いかんっ
喉カラカラ
どこだ、どこに水がある

と必死で根をはやす

ガンガンガッシリと根をはやしたあとに、豊富に水を与えると
水分の吸収能力が格段に上がっているので
どんどん吸い込んでどんどん成長

水だけじゃなく、必要な養分を吸収する能力も高まっているから
美味しいミズナスが出来上がります。

前にお話ししたハイポニカトマトとは全く逆の考え方です。
ハイポニカトマトは、土を使わず、水に一定の養分を含んで
全くストレスを与えず最大限の能力を引き出す方法でした。

プロ野球チームでは、一時期基礎を徹底的に叩き込む厳しい監督が続いて
そのあと、雰囲気を盛り上げる人心掌握術にたけた監督に変わると優勝する事があります
阪神の野村克也監督の後の星野仙一監督なんてそうなんじゃないかと思っています。

それと一緒ですね。

冬の寒さを地中でしのぐ植物たちの多くは、
寒さの中でじっと耐えつつ
春に備えて、根を伸ばす事に頑張ります。

今が勝負の分かれ目だっ

準備
うまく行かないなんていくらでもある

環境を変えようと思いがちです。
でも環境を変えられない植物の生き方も参考になります。

ラッキー 今が勝負の分かれ目なんだな

来るべき春に備えて
準備準備

[植物]シリーズはこちら(少し下げてね)

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