牧野富太郎先生万歳!牧野記念庭園記念館

週末です。
先週に引き続き、この状況を考慮して縮小版
カミさんを職場に送っていった後、車でさっと行ける場所一ヶ所です。

牧野記念庭園
練馬区の大泉です。
緊急事態宣言下で、縮小版で行きたかったんですが、閉館中
改めて調べると、今は開いているとのこと
もうでも時間の問題です。まもなく閉館になるでしょうから、急がなきゃ。

牧野富太郎先生が亡くなった場所。
引き続き娘さんが住んでおられたけど、東京都が買い上げ、その後練馬区に移管された。
無料です。



いっぱい、木が植わっている
牧野記念庭園というくらいなので、おそらく貴重な木たちなんでしょうが
残念まだまだ植物の事が分からない。
普通の木々にしか見えません。
植物に詳しければ大興奮なんだろうな、と思いつつ巡ります。

オオキツネノカミソリ

何とも言えないきれいな色でした。キツネノカミソリは違いますが、オオが付く方は牧野先生命名です。

センダイヤ

山桜の一種で、高知県の仙台屋という店の前で発見したから。
センダイと言いつつ、高知県というのが良いですね。
ここの木が、大きく成長したセンダイヤとしては日本で唯一らしい

ヘラノキ
これも先生の命名
門のところに花が咲き始めました、と写真が出ていたのですが
花は発見できませんでした。

後でパンフレットを見返してみて大反省
先生が発見したものがちゃんとマークされていました。
ちゃんとパンフレット読んでから巡りなさいよ、って話です。

あとひとつだけ、先生命名のスエコザサっていうのはちゃんと分かったんですが
その話は面白いのであとでね。

記念館
こういうの大好きです。
牧野先生の生涯を説明してあります。

若い時は男前

牧野先生の生涯については、後でいっぱい話すとして一旦省略します。

愛用品の数々


年賀状

新年めでたし芽出度し

企画展がありました。
牧野先生が愛した江戸の植物絵師、関根雲停(うんてい)
ここは残念ながら写真撮影NG
ネットから検索しました。こんな絵でとても綺麗かった

牧野先生は関根雲停が大好きで
作品を買い集めたり
それが無理なときは、借りてきて摸写
大前静(しず)さんという画家に、摸写を頼むんですが
カラーコピーとかない時代ですから
ガラス台の上に紙を置いてその下に原画を置きライトで照らして、線をなぞっていく。
原画と摸写が両方置かれているサギソウがあったんだけど
カラーコピーしたかのごとくぴったり一緒でした。

コーナーに座っておられる係員さんがいました
一通り見終わって、声をかけてみました。

綺麗ですね

そうですよね

これは全て牧野先生がお持ちのものなんですか?

いえ、こちらなんかは、国立博物館のものを借りてきていましてね

あっほんとだ。そう書いてある

もしなんでしたら、学芸員を呼びますけど。

えっ、良いんですか?それならぜひ。

(やったぁ。さあワクワクタイムの始まりですぞ)

関根雲停がどういう人物かは実は分かっていないんです。

富山藩ってありますけど。

富山藩の藩主に気に入られた事は間違いないんですが
お抱えの絵師だったのか、単に前田家が気に入って収集しただけなのかも知れない。
精密というだけでなく、躍動感と言いますか。
かなり当時から有名だったようで、富山藩以外にも色々残っていたりします。

時代を越えて、牧野先生が気に入られたということですね。

そうですね。
ただ、全てを買うのは無理なので、摸写をさせたりしています。

あっ、さっき見ました。大前静さんですよね

はい
関根雲停さんってすごい人で、線に迷いがないらしいです。
それを摸写するのはすごい苦労があったらしいです。

それにしても、こっちは原本ですよね。
色がこんなに綺麗に残っているのは驚きです。

色に関しては、保存状態さえ良ければ結構残っているようですよ
日に当てるとすぐ抜けるようですが

1800年過ぎたあたりでしょう。
浮世絵が始まったか微妙なところですね。
薬の本草学の方で植物が精密に描かれているのを見たことはありますが
こんなに綺麗に色はついていなかったです。

(他にも色々お伺いし)

ありがとうございます。
すみません、牧野先生の方も伺ってもよろしいんでしょうか

はい。私で分かることでしたら。

いよいよ、牧野富太郎先生について色々聞けます
後で、と申し上げた牧野先生の生涯について入っていきますが
長くなりますので、一旦切って、続きは明日

[お出掛け]シリーズはこちら(少し下げてね)

牧野富太郎先生万歳!牧野記念庭園記念館」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 牧野富太郎先生の生涯 | でーこんのあちこちコラム

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