[昭和歌謡]135 少年時代と傘がない

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズから

少年時代
井上陽水
作詞・井上陽水、作曲・井上陽水、平井夏美
(1990年)

♪夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれに さまよう
青空に残された 私の心は夏模様

ようやく出ました、井上陽水

陽水は私の中では神のような存在
泉谷しげると井上陽水は私にとって青春そのものです。

今、井上陽水がコンサートすると
往年のファンがわんさか押しかけるわけですが
あんなにヒット曲がいっぱいあるにも関わらず
誰一人、一緒に口ずさむ人はいないんだとか

昔の歌手でそんな人はいない

分かります。
陽水の声を聞きに行くわけですから

異次元の存在です。

(氷の世界)
窓の外ではりんご売り
声を枯らしてりんご売り
きっと誰かがふざけて
りんご売りの真似をしているだけなんだろう

(東へ西へ)
電車は今日もすし詰め
延びる線路が拍車をかける
満員いつも満員
床に倒れた老婆が笑う

こんな歌詞書けますか
思考回路がすっとんでいる

あの声とこの歌詞で一瞬にして「違う世界」に連れていってくれる

陽水と同じ時期を過ごせた事の幸せをつくづく感じる

だから、少年時代がヒットした時は違和感があった
嬉しいんですよ、もちろん
我々の世代より少しあとの時代の人達にも陽水が浸透した。

でも、何かの折りに、井上陽水の話になって
知ってますよ、少年時代
って言われたときに

良いんですよ、良いんです
でも、心もよう、だったり、夢の中へ
から会話が始まる筈なんです。

その上で、夕立とか、二色の独楽がきて
さらに色んなアルバムの歌に入っていく、話題の順番というものがある
小春おばさん、良いよねえ
に行き着くまでの段取り

拓郎であれば、結婚しようよ、旅の宿から始まって
泉谷しげるであれば、春夏秋冬、春のからっ風から始まる
物事の順番

少年時代出されちゃうと、それで終わっちゃう。

分かっているんです。「私の陽水」ではなくて、みんなの陽水
勝手に順番を決めるなと

分かっているんですけどね

ということで
今回動画は、少年時代ではなく
傘がない
自己満足の極地
ごめんなさい、フルコーラスなので、ちと長いです。

[昭和歌謡]シリーズはこちら(少し下げてね)

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