カミさんの田舎はすごいとこ(星)

天然のプラネタリウム
カミさんの東栄自慢は、天然のプラネタリウムがあること。
全国的に有名で、いろんなところから専門家の人達がわざわざ見に来るんだとのこと。
以下、カミさんが言ってた話なので、本当なのでしょうが、いまいち信じられません。

があーっと
東栄は空気がきれいので、星がきれいにいっぱい見えます。
そこで、山の頂上に、プラネタリウムが作ってあるそうです。
そこに入るとみんなが上を見上げます。
そうすると、屋根が、があーっと開くというのです。
それで、係りの人が星の解説をする。

なんで?
それって、なんで屋根が開く必要があるんでしょうか。
カミさんに聞いても、とにかくすごいんだと。それしか言いません。

まあ、確かにすごい。
プラネタリウムだと思って行ったら、屋根が開いて生の星が見れるんですから。

ただ、普通に山の頂上に集まって空を見上げて、解説の人が解説してもええんとちゃうか。
そんな設備がいるんやろか。
百歩譲って、首が疲れるからリクライニング的な椅子に座るとして、最初から屋根がなくてもええんとちゃうか。

日本でも、天然のプラネタリウムってほとんどないとの自慢。
そらそうやろ。
そもそも、それってプラネタリウムなん?

コラムを書くにあたってWebでもう一回調べましたが、確かに東栄町にプラネタリウムがある。
宿泊施設もあり、宿泊者向けの夜間撮影という表現もある。
残念ながら屋根が開くという表現はされていないけど、わざわざ宿泊するということは生の星を見せるということか。

まあ、いっか。
元々日本アバウト党だし。

生の星を見ながら解説してくれる。
それだけで良しとしましょう。

どう考えても、それだけで、他ではほとんどありえないことでしょう。

星が分からない
それを聞くと、東栄の人は、星が降ってくるような夜空はいつも見ていて、星には詳しいと思いそうですよね。

ところが、逆です。

よく、小学校で、北斗七星と北極星を習って、今日帰ったら星を見上げて観察してください。
北斗七星から、北極星を見つけてください。
みたいなことがありますよね。

東栄ではないそうです。

北斗七星全体が見える季節がほとんどない。

空が狭いんです。
これは私も東栄の夜に実感しました。
普通の空の半分くらいしか見えない。
四方八方が山なので、ほんとの上しか空がないんです。
斜め横は、もう山で隠れて空が見えない。
日もすぐに暮れます。
北斗七星が分からないと、北極星を判別できないから、北極星を指させる東栄の住民はほとんどいません。
年に何か月か北斗七星が見える時期があっても、そもそもあきらめているので、興味がなく、発見できません。

さっきの話は山の頂上で、周りに山がない状態で始めて成立する話で、東栄の住民みんなは、谷に住んでるから、星がとても苦手だったりします。

田舎=星がきれいというイメージからして、とても意外だった点です。

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