カミさんのすごいとこ(方向音痴2)

職場へ
前回の方向音痴の話で、あきらめるという第二の解決策を言いました。
東急ハンズのように遊びに行く場合はそれでも良い訳ですが、問題は職場です。
行かないわけにはいきません。

カミさんは看護師です。
結婚したてのころは日大板橋病院に勤めていました。
結婚しての新居は、日大板橋病院の近くにしました。
とはいえ、目の前は見つからず、歩いて10分近くかかります。

さすがに毎日行く職場です。
一週間もすれば覚えるだろうとタカをくくっていました。
本人はそうじゃなかったみたいです。

さあここでクイズです。
日大板橋病院に行く道が分からなくなったらどうしたでしょう。

道を聞くは無理です。そういうことで分かるレベルではありません。
これはさすがに分からないでしょうね。
その地域の事情が分からないと分かりません。

答えは
バスを走って追いかける
です。

日大板橋病院はとてもでっかい病院です。
日大板橋病院行きのバスが色んな方面からいっぱい出ています。

「日大板橋病院行き」と出ているバスは、絶対に日大板橋病院に近づくはず。
頭いいです。
さすがはカミさん。

必死で走って追いかけます。
バスが曲がり角を曲がって見えなくなる。
そうすると、そこでピタッと止まって次のバスを待つそうです。
曲がり角までは行っても良さそうですが、それはしちゃいけないそうです。
ポリシーなんでしょうか。哲学なんでしょうか。
絶対行かなければいけないところに行く場合は、動物的勘に頼ってはいけないとの分別でしょう。

結構すぐに次のバスが来ます。
また走る。
ピタッと止まる。

繰り返す。

日大板橋病院に到着です。

こんなことを毎日繰り返します。

えらいっ

事件が起きました
住んでいた場所は、駅で言うと、大山と小竹向原と千川の3つの駅が利用できて、
ちょうど真ん中くらいです。
どちらかと言うと、日大板橋病院は大山より。
一番利用したのは、小竹向原かな。
千川へも何度も行ってはいますが、一番なじみが薄い。

カミさんが道を尋ねられました。

千川へ行くにはどういったらいいですか。

何という恐ろしいことをするのでしょうか。
しかも、千川。
まあ、他でも無理ですけど。

当然カミさんはパニクってしまいます。
バスを走って追いかけてください。
とは言えません。

何と答えたか。

ここから、千川へは行けません。

あちゃー

分かりませんと言えばいいものを
行けませんって
そんなあほな

聞いてきた人は、ぽかんとした後、
遠くに見えた交番へ向かって歩いていったそうです。

さすがにこれには、カミさんも恥ずかしくなったそうです。
ダッシュで走って逃げ帰ってきたと言います。

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