[三十六歌仙]16 源公忠。定時ぴったり

源公忠(みなもとのきんただ)

とのもりの とものみやつこ 心あらば この春ばかり あさぎよめすな
(屋敷の掃除を任されている守人よ、もし風流心が分かるのであればこの春だけは朝の掃除をしなさるな)

光孝天皇の孫です。

醍醐天皇・朱雀天皇に蔵人として仕え、
太政大臣藤原忠平らの信任も得ていた。
作風は穏やかで、勅撰集に私家集から多数入集している。

公忠は鷹狩りが大好き
公務の間、馬をどこかに繋いでおき、
公務が終わるとすぐにそのまま鷹狩に毎日のように出かけていた。
定時ぴったりで失礼しまーす。

久世の雉と交野の雉の味の違いを識別できるとの噂があった。
ほんとかな
両方の雉を混ぜて料理し、目印を付けて献上した

こっちが久世で
こっちが交野だね

あら、ピタリ

鑑賞
とのもりの とものみやつこ 心あらば この春ばかり あさぎよめすな
(屋敷の掃除を任されている守人よ、もし風流心が分かるのであれば
この春だけは朝の掃除をしなさるな)

満開の桜
桜を読むのも良いけれど公忠は、散った花びらが庭一面に広がり
風が吹くと、波のように揺れるさまを歌った。

うちの近くにもあるんですよ。毎年桜の季節にそういう風景
車が近くを通るたびに一斉にワワワッと舞い上がって花びらのダンス

もう一首

ゆきやらで 山路くらしつ ほとゝぎす いま一声の 聞かまほしさに
(行き過ぎられなくて、山路で日暮れとなった、ほとゝぎす、いま一声が聞きたいために)

[短歌]シリーズはこちら(少し下げてね)

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