パチンコ屋に入れるために大学まで行かせたんじゃない

2年の期限付きで入ったパチンコホール
前半は経営企画室長でしたが、後半は、中期経営計画の中心になっている人事システムを定着させるべく、人事部部長になりました。

人事システムがどうあるべきかについては、別にお話しする事にします

採用についてお話ししましょう

トップのロマンを実現する
すなわち、パチンコホールを憧れの職業にするために、どうしても通るべきステップがありました。

大卒新卒の採用です。

正直、パチンコホール業界は人材の質が高いとは言いがたい
大卒はほとんどいない。
ましてや、大卒すぐの新卒を採用するなんて夢のまた夢

大卒新卒がそんなに良い人材なの?って事はあるにしても、
憧れの職業にしたいというロマンからすると、夢のまた夢なんて言ってはいられない。

採用へ
パンフレットを作り、大学回りから
大卒新卒の採用のノウハウなんて何もなかったけど
全て手探りで始めていきました。

そして

学生から問い合わせ

熱っぽく語ります。
どんな会社で、どうしていきたいのか

そして、予想された大きな壁が立ちはだかります。

ご両親です。
親御さんからしてみれば

パチンコ屋に入れるために大学まで行かせたんじゃない

とにかく足しげく通うしかない。
当然会ってはもらえません。
門前払い。
でもまた行く。

実は、結局会ってはいただけなかった。
ちゃんと、ご両親にご挨拶して、認めていただきたかったんですけど
学生を通じて「認めてもらえました」との言葉。

ここだけが、不完全燃焼です。

採用試験
採用試験は、ユニークなものにしたかった。
考えたのが「一芸披露」
これはという一芸を披露してください。
一芸がない人用に「自分史」
今までの自分の歴史をレポートにして読み上げてください。
どちらかを選択してもらいます

6人
嬉しかったなあ
一生懸命活動して6人入社試験を受けに来てくれました。
初年度にしては出来すぎかな。
人事部のメンバーがホントによくやってくれました。

そして、当日。
一芸すごかったです。
いっぱい練習して臨んでくれたのが、いやというほど分かった。

アルバイト先の百貨店でやっていることを披露しますといって
放送と包装。
語呂合わせまでしてあります。
百貨店の館内放送、うまかったなあ
包装だって、その場でどんなものでも綺麗に包めちゃう

ユーロビートという音楽ジャンルが詳しい人は、
すごくいっぱいのCDの中からランダムに選んでもらい、
何年発売でから始まってその曲にまつわるエピソードを語るんだけど、すっごい詳しくて、すっごい楽しそう

自分史も良かった。
ほろっとしちゃった。

感動の内に全員合格。
全員合格って決めてた訳じゃないけど、ホントに全員合格に値した。

内定後も全員入社へ向けてフォローし、6人入社となりました。

合宿研修は楽しかったなあ。
今度は、我々スタッフ側がそれぞれ一芸を披露しますっていって披露したけど
一番グダグダなのは私でした。

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