[迷信]20 靴下をはいて寝ると 親の死に目に会えない

迷信シリーズ

寒い夜、足が冷たくてなかなか眠れないときに靴下をはいて寝るという人も多いだろう。
今はそうではないんだけど、私も以前靴下をはいて寝ていた事がある

昔から、「足袋をはいて寝ると親の死に目に会えない」といわれている。
足袋をはいて寝床にもぐりこむなどという行為はタブーだった。

理由は、寝ている姿が死者を連想させるからだ。
昔も今も、亡くなった人を棺に入れる際には、
あの世への遠い旅にそなえて足袋や草をはかせる習慣があり、寝姿と重なる。
そのために生まれためだと思われる。

親の死に目に会えないという表現は
私が母さんに対してそうだっただけに、身につまされるものがある
危篤だとの連絡を受けて、関西に行く準備をしているとき
再度連絡があって、もう亡くなったという。
急だった

けっこう引きずっている

親の死に目に会うというのは、かなり特別な意味を持っていることだと思う

さあ、靴下
現在では、医学的な観点からも、靴下をはいて寝るのは良くないらしい

人間の体は、眠りにつくときには手足から 熱が放出され、
体内の深い部分の温度が下がる。

手足から熱が放出されるということは、手足を暖かくするために血管が拡張し、
熱を逃がしているということだ。

ところが、靴下をはいていると熱が逃げにくくなり、
体温が下がりにくくなる。
そのため、体が寝るのにふさわしい状態になりにくくなる

そうすると睡眠の質が悪くなり、健康に害を及ぼすこともある。
昔の人がこのことを知っていたかどうかは わからないが、
靴下をはいて寝ると結果的に熟睡することができず、
健康面ではマイナスになることを知っていたのかもしれない。

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