三十六歌仙シリーズ、残り少なくなってきました。
藤原仲文(ふじわらのなかふみ)
おもひしる 人にみせばや よもすがら わがとこなつに おきゐたるつゆ
(情趣を解する人に見せたいものだ。一晩中この撫子に置いている露
――私の床にこぼれ続ける涙の露を。)
常夏(とこなつ)が出てきました
常夏とは、別名がとこなつの花である撫子(なでしこ)
正式名はカラワナデシコです
出たっ、カワラ撫子
常夏ってハワイが連想されるから、ハイビスカスやヒマワリみたいな派手な花かと思いきや
可憐な花だったんですね
なぜ常夏の花という別名かというと、夏から秋にかけて長く咲く花だから
その後、中国から、「石竹」という別名がカラナデシコ(唐撫子)という花がやって来ます。
本家の撫子を特に区別したいときは
やまとなでしこ、と呼ぶことになるわけです。
出たっなでしこジャパン