[三十六歌仙]31 藤原仲文

三十六歌仙シリーズ、残り少なくなってきました。

藤原仲文(ふじわらのなかふみ)

おもひしる 人にみせばや よもすがら わがとこなつに おきゐたるつゆ
(情趣を解する人に見せたいものだ。一晩中この撫子に置いている露
――私の床にこぼれ続ける涙の露を。)

常夏(とこなつ)が出てきました
常夏とは、別名がとこなつの花である撫子(なでしこ)
正式名はカラワナデシコです
出たっ、カワラ撫子

常夏ってハワイが連想されるから、ハイビスカスやヒマワリみたいな派手な花かと思いきや
可憐な花だったんですね

なぜ常夏の花という別名かというと、夏から秋にかけて長く咲く花だから

その後、中国から、「石竹」という別名がカラナデシコ(唐撫子)という花がやって来ます。

本家の撫子を特に区別したいときは
やまとなでしこ、と呼ぶことになるわけです。

出たっなでしこジャパン

[短歌]シリーズはこちら(少し下げてね)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です