[天皇]北4 後光厳天皇。えっ、私どうすりゃ良いんでしょう

天皇シリーズ。南北朝時代です。

後光厳天皇

時代としてはこの辺り

足利尊氏が新しい世の中を作ったはずが、
安定せず、義満の登場を待っている

観応の擾乱(かんのうのじょうらん)
足利尊氏の右腕の高師直(こうのもろなお)のと、尊氏の弟直義の対立
尊氏と高師直は、ビックリする作戦に出る
この際、南北朝の対立と、直義との対立、ふたつあると大変すぎる
南北朝の対立は諦めよう

南朝に無条件降伏
正平一統と言います。
どういう意味かというと
北朝は観応、南朝は正平という別々の元号を使っていたんですが
正平の方に統一しますよ

北朝が持っていた三種の神器
南朝から言わせると偽物なんですが、これも南朝にお返しする

崇光天皇は、まだ3年しかたっていないけど、お役御免

で、替わりに立ったのが、後光厳天皇
この最後のところが変ですね
無条件降伏したんだから、北朝側で天皇を立てる必要がない

破談
なぜ、後光厳天皇が立ったのか
正平一統がたった4ヶ月で破談になったからなんです。
尊氏と息子の義詮(よしあきら)は正平の復活を宣言

大失敗
三種の神器も渡しちゃったし

後光厳天皇
えっ、私どうすりゃ良いんでしょう状態
神器はもちろん無い

そんな状況下で天皇やる訳なので
可哀想の一言

京都で天皇におさまったはずの翌年、吉良満良らの南軍が京都に迫ったので、押小路殿へ、
そして延暦寺へ。

さらに、美濃、垂井、小島、近江へと、逃れ移った。
さすらいの日々。

安堵の地はいずこ

さらに足利尊氏にあっち行け、こっち来い
東坂本、石山寺、比叡山と行幸

心身ともに疲れはて、譲位後三年、三十七歳で崩御した。

[天皇]シリーズはこちら(少し下げてね)

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