言葉が進んで、変わっていく

言葉の発達の過程、前回、一つ目の要素をお話しました。

量的な部分。
有言性。

効率
質的な部分ではまずは効率。
その次効果。

効率って、どうやったらちゃんと伝わるか、という事。
そこでは、決まり文句とか、お約束、みたいなのが形作られていく。

いちいち全部説明しなくても、みんなこういう時はこういう言い方しているから
おんなじ様に言っとけば分かってくれるよね

そういうこと

一番分かりやすいのは挨拶でしょうね。
お昼ごろです。
知っている人に会いました。

こんにちは。

ええっと、こんにちは、は、今日は、の略だよね。
その次は、何が省かれてるんだっけ。
みたいなことをいちいち考えなくっても
昼に出会ったらこれね、って。
みんな言ってるので、間違いないこと。

こういった、お約束的な表現がどれだけ多いかを、地域によって調べていく。へ
そうすると、やっぱり、かなり長い間、経済や文化の中心だった、京都や大阪は
かなり数が多いことが分かってくる。

そんな中で、更に細かく見ていくと
その場面が細かく分かれていく傾向になる。

面白いなと思ったのが、おはようって言わない地域があるらしい。
挨拶で朝と昼の区別がない。

東北に多いのが、そもそも、出会ったらいきなり挨拶なしで用件に入る。
どこに行くか、いきなり尋ねる。
単刀直入。

見方を変えると、無駄っちゃ無駄ですね。
良し悪しの問題ではないです。

長い間に変わっていくという大きな傾向

行ったり来たり
やっぱり、行きつ戻りつしながら進んで行くんでしょうね。
3歩進んで2歩下がる、見たいな。

あんまり、決まり文句が分化し過ぎると、
対応するのが面倒くさくなって戻ったり。

「どうも」という挨拶はその一つの例じゃないかな。
色々考えるのが面倒になって
挨拶も、感謝の言葉も、いっさいがっさい、
どうも

私も、かなり、どうもを多用して、安易な方向に走っちゃってるなあ。

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