古代の日本人の発音は、現代とかなり違っていた可能性があります。
この前、母と父のなぞなぞで、昔のハ行の話をしましたね。
昔のハ行はパピプペポだった。
今日はその続き
ハ行以外にも、昔、今と違う発音をしていたのがある
サ行
奈良時代は
サは ツァ チャ シャ のいずれか
シは スィ
セは シェ
と、この3つまで分かっている
残りの2つは不明。
平安時代中期になると
サシスセソ は
シャ シ シュ シェ ショ
16世紀の末になると
大分、今の発音に近づいてくる。
サ シ ス シェ ソ
セ だけが出遅れというか
先生は、シェンシェイ だし
全然は、ジェンジェン
九州や東北の一部の方言で残っているらしい
そんなふうに、方言で一部残っていたり
言葉の中で名残が残っているものもある
お父さんの事を おとっつぁん
これは、昔の サ が ツァ だったころの名残
子供にちゃんづけするのは
実は、サ が チャ だったころの名残で
さん が ちゃん になっている。
くうちゃん シャケちゃんも
大和言葉だったという訳です。
シャケちゃんなんて
サケさんが シャケちゃんにダブルで変わってるよね。