人生に悩んだら、日本史に聞こう

人生に悩んだら「日本史」に聞こう、という本を読みました。
白駒妃登美(しらこまひとみ)さんと、ひすいこたろうさんによるものです。

ほっこりできる良い本でした。

日本史に登場する色んな人がどういう考えをして、どう生きてきたのか
我々はそこから何を学んだら良いんだろうか

そういう本って、説教じみているのかと思いきや
全然そういうところがありませんでした。

もちろん、一つの歴史的事実は、色んな角度から
色んな捉え方ができる筈

今後、シリーズで、お二人の考え方を紹介しつつ
でーこん的感想も入れていければなあと思っています。

まず、今日は、超大物、豊臣秀吉から

大出世
豊臣秀吉は言わずと知れた、大出世の代名詞

数々のエピソードはワクワクします。

この、豊臣秀吉の生き方を
白駒さんは、日本人のDNAにあった夢の叶え方だと見たようです。

貧しい農民の家に産まれた秀吉は、侍に憧れたんだけど
チャンスが訪れて、織田信長の雑用係になることができた
草履を暖めたという超有名なエピソード等で
どんどん出世、大名になっちゃいます。

とは言え、実は雑用係から大名になるまで19年もかかっている

白駒さんの見方はこうです。

秀吉は、天下統一のために人生を捧げたのではない。
もし、そうだとしたら、途中で息切れしていたはず。
遠い未来に目標を定め、「いま」をその手段としたのではなく
いつでも「いま、ここ」に全力投球

その結果、回りから応援されて、次々と扉が開いて
いつのまにか天下人へと運ばれていった。

白駒さんは、常に目標を掲げ、そこに邁進していく
言わばアメリカ型の成功哲学を追い求めていたらしい。
ところが、息切れしてしまった。

そんなとき、疑問がわく

そもそも、日本人にとって、「成功」=「幸せ」だったのだろうか

人間の進化には、二通りの形がある
ひとつは「目標達成型」
もうひとつは「天命追求型」
目の前にある課題に対して、ひとつひとつ力を出しきることによって
新しいステージに運ばれていくタイプ

ぎくっ
ここまで読んで、ぎくっとしました。
私の人生は、まさしく「目標達成型」
座右の銘は
やる ためる やる ためる やっている ためている 実現しつつある。

平たく言うと
頑張って生きてきた。

運ばれた

そう感じた事はない
思い出せない

目の前の事は、確かにひとつひとつ力を出しきった気がする
色んな人生だったけど
常に目一杯ではあった。

なぜ、運ばれなかったのだろう

切り開いた、と感じる事は多々あったのに。

その都度、今が一番楽しい、と思えた。
ある意味、天命追求型という要素もあるかもしれない。
頭でも心でも、理解は出来る

でも、ぎくっとした。

結論
まあいっか

元々、日本アバウト党です。

目の前の事を楽しみつつ、精一杯
その結果
運ばれる事もある
でも
運ばれない事もある

白駒さんも
運ばれるような人生を歩みましょうと、言っているわけではない。
目の前の事を一生懸命、という生き方は、無理がないので楽です、ってこと
運ばれるかは、あくまでも結果

まあいっか

気になるなら
むしろ、運んじゃえばいい
それだけのこと。

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