仏像の見分け方。十一面観音。あっちゃもこっちゃも顔だらけ

前回は変化観音(へんげかんのん)全般の話をしました。

今回から、具体的な観音様に入っていきましょう。

一番バッターは十一面観音
修羅道担当でした。

十一面観音
分かりやすいよ、見分け方
頭の上に11個顔が乗っかってたら十一面観音。
きっぱりそれだけ。
分かりやすぅ

重たそう。首こるでしょうね。

顔が多くて派手な分
手はあっさり2本というのが圧倒的に多い

数が多い
変化観音の中では、最初に出来たのがこの十一面観音。
その当時は大ブーム
やっぱり派手ですもんね
その甲斐あって、変化観音の中で日本で一番仏像の数が多い

そう言われると、正月に行った雑司ヶ谷七福神巡りで毘沙門天担当の清立院
先日行った根津神社。
結構あります。

どんな顔?
11個の顔は全部同じという訳ではありません。

1-頭のてっぺんに仏の顔
2 3 4-頭上の前っ側に3つ 菩薩の顔。慈悲に満ちた顔。
5 6 7-頭上の左側(向かって右)に3つ 瞋怒面(しんぬめん)怒っている顔。
8 9 10-頭上の右側(向かって左)に3つ 狗牙上出面(くげじょうしゅつめん)
 牙を剥いているんだけど、怒っている訳ではなく励ましているらしい。
11-後ろに1つ 大笑面(だいしょうめん)
 ええっ。一番いいやつ、後ろなの?
 回り込んで見れるってなかなかないと思うんだけど。
 ああ、見てみたい。
 webで探しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です