[仏像の見分け方]孔雀明王

仏像の見分け方シリーズ

今日は、明王の中でも異色な、孔雀明王(くじゃくみょうおう)です。

孔雀明王
明王ですよ
明王って、全て怒っていて
強さの象徴で

のはずが
急に、孔雀?

綺麗やん

孔雀って、あんなかっこして
実は、毒虫が得意なんですって。

あら、美味しそうな毒虫さんだこと
このピリッときて、クラッとくるのが良いのよねぇ

人々の煩悩をムシャムシャ食べちゃいます。

毒蛇、コブラだって食べちゃいます。
インドでは一番怖い動物はコブラ。
対策は、笛を吹いて飼い慣らすか(レッドスネークカモン)
孔雀にお願いする以外に方法がない。

インドでは、孔雀が国鳥らしいです

あと、雨を降らすのも得意。
雨乞い担当です。

見分け方
こんな簡単なのはなかなかないでしょうね

何の基礎知識がなくても
仏像の写真いっぱい並べて
さあ、どれが孔雀明王でしょう

絶対当たりますね

これです。

孔雀に乗ってます。

顔は、明王の中で唯一、怒っていません。

顔はひとつ、手は4本。
武器も持っていません。
4つの手で持っているのは、蓮華、果物2つ、孔雀の羽根

平和ですね。

今では仏像の色も落ちちゃってますが
作られてすぐは、極彩色で金ぴかでえらい綺麗かったそうです。
その当時、見てみたかったですね。

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