口ぽかん、は健康に悪い

ウォーキングの呼吸法については、9対3の話までしました。
今日は鼻呼吸の話です。
口呼吸に比べ、鼻呼吸はとてもメリットが大きい呼吸です。
もちろん、ウォーキングの時限定ではなく、日常的に、「できるだけ鼻呼吸をした方がいい」ことになります。
それは、なぜなのか。

鼻呼吸がよい理由
鼻呼吸がいい理由は大きく3分類になるでしょう
1.免疫面
2.体温面
3.ウォーキングに関しては、「やりすぎ」ない基準になる

免疫面
・免疫には、「外からの外敵をやっつける」「癌などの体の中で発生してしまうものをやっつける」がある。
・「外から」の場合にはどこから入ってくるかで、「皮膚」「呼吸器」「口→消化器」に分かれる
・「呼吸器」は「鼻」か「口」で、空気にのってやってくる外敵をいかに防ぐか
・口になくて鼻にある「防御する武器」は鼻毛と鼻水
・鼻毛はフィルター。異物を吸着させる。
・鼻水は、粘膜についた外敵を洗い流す。
・息を吸うとき口を使うと、「防御する武器」をせっかく用意しているのに「えっ使わないんですか」ってことになる

体温面
・体温を高めに安定させることが、免疫に非常に重要。
・鼻を使うと、冷えた空気で体の中から体を冷やしてしまうことがない。
・鼻からのどにかけてある副鼻腔というたくさんの空洞が、入ってくる空気の温度と湿度を調整してくれる
・逆に口呼吸は、ウィルス、ホコリ、花粉、病原菌等を含む空気が、のどの奥の扁桃組織を直撃し、細胞内感染が起こる
・鼻呼吸で、空気の温度調節ができる理由は、体内でできた二酸化炭素。これは38度なのですが、吐くときに鼻から吐くと
副鼻腔に、その暖かさを蓄えてくれるから。
・試しに、吐く息の前に手をかざしてみると、口から吐いた場合と、鼻から吐いた息の温度の違いを実感できる(口からの方が温かい)
・吸うのが鼻で吐くのが口といっている呼吸法もありますが、温度調整のことを考えると吐くときも鼻でないともったいないですね。

「やりすぎ」ない基準
・これは、ウォーキング限定の話です。
・別ページでお話しします。

ウォーキングで腹横筋を鍛える

腹筋の種類
・腹筋は3種類の筋肉で成り立っています。
1.腹直筋(縦方向に伸び縮みします。一番外側にある筋肉)
2.腹斜筋(横腹の筋肉です。今回あまり話題にしません)
3.腹横筋(横方向に伸び縮みします。腹直筋より奥にあります)

腹直筋と腹横筋
・腹直筋は体を前屈みにするための筋肉(要は腹筋運動をするための筋肉)
・ですから、上体を起こす腹筋運動をすると腹直筋が鍛えられます。
・腹筋を割りたい場合は腹直筋です。
・腹横筋はお腹を引っ込めるための筋肉。

下腹ぽっこり対策
・もし、下腹が出ているからその対策として腹筋運動をしている人がいたら、やんわりと教えてあげて下さい。
・「お腹は引っ込まないかもーっ」
・内蔵って重いので、腹横筋が鍛えられていないと、重力で下腹が出てきてしまいます。
・もちろん、脂肪がついていて下腹が出ているケースもありますが。

腹横筋を鍛えるには
・腹筋運動ではダメってことがわかりました。
・どうすればいいのか。
・幸いにして腹横筋はインナーマッスルでありながら随意筋。
・自分の意識で縮めることが可能です。
・お腹を引っ込める運動をすればいい訳です。
・一時期とてもはやりました。
・ロングブレスダイエット。ドローイン。
・まさしくこれです。

9対3の呼吸法で
・ロングブレスダイエットにしても、ウォーキングと組み合わせたりしています。
・9対3だと、どうしても「さらに吐く」ことが必要なので、自然と腹横筋が鍛えられることになります。

心肺機能の強化

心肺機能とは
・心肺機能とは簡単に言うと筋肉に酸素を送り込む機能のこと。
・心肺機能は文字通り心臓と肺の機能で
1.酸素を取り込む肺の能力
2.その酸素を全身の筋肉に送り込む心臓の能力
3.そして二酸化炭素を排出する肺の能力
を言う。

最大酸素摂取量とAT
・ATという基準がある
・有酸素運動が無酸素運動に切り替わる境目
・詳しくはこちら

心肺機能強化のためには
・AT以下でのトレーニングばかりでなく、ATないしは、ATを若干超えるトレーニングも行う。
・特に、インターバルウォーキングが有効だと思われる

口呼吸・鼻呼吸

口呼吸・鼻呼吸
・私は典型的な、口呼吸です。
・いつもぽかんと口を開けてしました。
・ずっと気にはなっていて、多少意識して治そうとしたことはありましたが、治りませんでした。
・ウォーキングで、鼻呼吸を含む呼吸法をするようになったので、口呼吸と鼻呼吸を調べてみました。
・図書館で読んだ「口呼吸」をやめれば若くなる!
という本です。
・結論的にいうと口呼吸を鼻呼吸に変える必要があると感じました。
・おそらく、食事面でのダイエットのところで異常にのどが渇くということも、口呼吸だったせいだと思われます。

鼻呼吸が良い理由
・鼻呼吸が良い理由はこちら

鼻呼吸をする方法
・まずは、鼻呼吸をするように意識することです。
・自分なりに考えると、ウォーキングの時は、だんだん鼻呼吸がきつくなってきますが、鼻呼吸をしようとするのではなく、胸呼吸をしようとした方がいいと思います。
・鼻呼吸に意識がいくと、鼻に力が入る気がします。
・鼻はあくまでも通り道であって、胸で呼吸しないと大きくは吸えません。
・もちろんウォーキングの時以外も同様です。
・上を向いて寝る
・私の場合、横向きで寝る習慣です。
・いきなりここまではきついかも。寝付けなくなっては本末転倒なのでと思いますので、試してみてできそうなときに徐々にと考えたいと思います。
・本には、食事の噛み方等々いくつか書いてありますが、とりあえずは、意識することと、上向きで寝ることをやってみたいと思います。