睡眠再生工場のための自律神経

睡眠再生工場のための自律神経
睡眠再生工場に活躍するのは、成長ホルモンとメラトニンです。
量として、どれだけ多く出すかという話はそれぞれのページを見ていただきたいのですが、さらに質的な面として、より効果的に働かせるためには、自律神経の問題が関係してきます。
「メリハリ」と「バランス」を整え、夜に副交感神経を活発化させることです。

夜の自律神経
交感神経(イケイケモード)が優位に立つ昼間に比べ、夜は副交感神経(リラックスモード)が優位に立ちます。
特に、睡眠再生工場がよく働くためには、副交感神経の働きは必須です。
副交感神経が優位に働くと、血管が緩み、体の末端にある細い血管も十分に開き、血管全体の抵抗が低下して、血液がよく流れるようになるからです。

血流がよくなると
成長ホルモンやメラトニンなど、分泌されたホルモンが血流にのって体の隅々までいきわたり、体全体で十分に働くことができます。
フリーラジカル(活性酸素等)を無害化する抗酸化作用を行うのも、体の隅々で十分に行う必要があります。
老廃物を外に出すためにも十分な血流があれば、十分なる回収ができます。

夜に副交感神経を優位にするために
メリハリをつける必要があります。
現代社会では昼と夜のメリハリがなくなりがちです。
昼には目一杯活動して、交感神経を優位にし、夜は疲れてぐっすり休む。人間的なメリハリのある生活ではなく、だらだらと一日を過ごしてしまうと夜が寝付けないということにもなりがちです。
そうはいっても現代社会では夜遅くまでこうこうと明かりがついており、どうしても夜も交感神経が優位になってしまいがちです。
やはり、意識して夜、副交感神経を優位にするための対策を講じる必要があります。
自律神経は原則自分の意志ではどうにもならない神経です。

呼吸
唯一の例外が呼吸。呼吸は意識しないと100%自律神経が勝手に制御しますが、意識して、呼吸を整えることで自律神経を整えられます。
腹式呼吸をすること。横隔膜は随意筋と不随意筋のあいの子で、通常意識しないと不随意筋ですが、腹式呼吸をすると随意筋としても働きます。
深く静かに呼吸をすること。これによってリラックスし、副交感神経が優位に立ちます。
吐く息を吸う息より長くすること。
吐く息は副交感神経が、吸う息は交感神経が働きますので、たとえば6対3や9対3などの呼吸法で、副交感神経を優位に立たせることができます。
会社帰りのウォーキングで9対3の呼吸法を行い、副交感神経を優位にたたせるための準備をする。
詳しくはウォーキングの9対3の呼吸法のところをご覧ください

さらにひと押し
夜寝る前と考えると、さらにもうひと押し、副交感神経を優位に立たせる必要があると思います。
おすすめは、瞑想です。
瞑想で睡眠再生工場の準備はほぼ完ぺきになると思っています。

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