塙保己一の群書類従を見てきました
の続きです
塙保己一史料館に行って感動してすぐさま買った1000円のパンフレット

さらに、Amazonで本も買っちゃいました

生い立ちから見ていくことにしましょう
過去にも2回シリーズで書いているので
よろしければ合わせて読んでね
修飾詞の付かない、塙保己一
修飾詞の付かない、塙保己一、その2
生い立ち
現在の埼玉県本庄市の保木野に生まれます
まずまず裕福な家
お母さんに愛情たっぷりに育てられる
あまり体が強くなく、病気を繰り返す
お母さんは、おんぶして隣町の名医のところまで通う
明らかに異変が起きた7歳の時、
あまりに泣き叫ぶので見ると、目に異常な症状が出ていて
それ以来、視力が絶望的になった
生まれつきの盲目ではないので、色や形もある程度分かる
学問に対する意欲が旺盛で
お母さんが読んでくれる本は全て記憶してしまった
これ以降ずっとそうだが
本を読みたいという人の何倍もの要求がある
本って、いつでも読み返せるものだけど
保己一にはそれがないため、覚えるしかない
一度読んでもらえた本の一言一句を覚えてしまう
頭の中でいつでも読み返せることになる
本を読みたいという要求は
異常なほどの記憶力を生み出した
12歳の時
ずっと愛情たっぷりに育ててくれたお母さんが亡くなった
このあとの人生で、保己一に惚れ込んで
協力してくれる人物が数多く現れるが
目が見えないのに頑張っているからという理由だけではなく
保己一の性格による気がする
常に謙虚で、争うことをしない
自分の事は二の次で人の事、世の中の事を考える
それは、おそらく12歳までに、お母さんに教えられたものの気がする
14歳で江戸に出る
盲人として生きていくための修行
雨富検校(あめとみけんぎょう)という人の一門に入る
この出会いが保己一の人生を決めることになる
盲人が生きていくために当時2つの道があった
一つは、琵琶、琴、三絃などの音楽の道
二つには、鍼灸あんま
江戸時代は盲人の一門には特権が与えられていたので
その二つのいずれかで財をなした場合
高利貸になることも多かった
せっかく修行のために江戸に出てきたのに
保己一は、後にみんなが認めるように、びっくりするくらい不器用だった
最初音楽について頑張るが、全く無理
次の鍼灸あんまもあまりに下手
元々センスがないのに輪をかけて
学問がしたくて仕方ないので全くモチベーションが上がっていかない
絶望した保己一は自殺を試みるも失敗
このときに師匠の雨富検校が見放していれば、全てが終わっていたろう
保己一の真意を知る
そんなに学問がしたいのか
3年の時に限ろう
その間、あなたのそのやりたいことに手を貸してやろう
でもそこでどうにもならなければ、田舎に送り返すからな
雨富検校は、萩原宗固(はぎわらそうこ)という歌学の先生を紹介してくれた
短歌の世界から、保己一の国学の研究者としての道が始まる
萩原宗固がまた、とてもいい人だった
保己一の才能を見抜き
短歌だけにとどまらず、もっと国学全般に進むべきだと考える
保己一が24歳の時、賀茂真淵への弟子入りを勧める
当時、国学の最高峰
なんと度量が広い人なのでしょう
賀茂真淵の門をたたいてみなさい
ただ、私の名前は出さない方が良い
見事、弟子入りを許される
その6ヶ月後に賀茂真淵は亡くなってしまうので
弟子であった期間は6ヶ月だけだったが
この6ヶ月でとても濃いい時を過ごせた
賀茂真淵が亡くなる頃には、保己一も国学において弟子を持つほどになっていた
まだまだ続きます
肝心の群書類従がまだ出てきていませんものね
続きは、次回








