乱層雲でじわじわの雨

雲シリーズ、低いところの雲に入って参りました

いつものようにおさらいから

乱層雲
巻も高も付かないので低いところの雲
層がつくので、横にうわあっと広がる雲
そして乱がつくので、雨が降る雲

雨が降る雲は乱層雲と積乱雲
十種類中二つしかありません

天気は西から移動してくるので
西に乱層雲を見つけたらもうすぐ雨が降り出すということ

最も実用的な雲だと言えます。
お出掛け前には西の空をチェック
折り畳みの傘を持って出掛けるかどうかを決めましょう。

難しい事を言っておりますが
みんな分かっていますね
黒い雨雲です

分厚いから、太陽の光を通さずに、黒くなるんですね
ということなんで、下側で、雲がちぎれて、ちぎれ雲になることもあります。

多くの場合、気づいたら既に雨が降っちゃっているというとき
雲の形というより、ただ空一面が真っ暗で面白いもんではありませんが
たまに、西の方だけ乱層雲と言うことが有ります。

その時、雨を目撃できるんです
3日前くらいに、その状態に遭遇しましてね
嬉しかったなあ
分かるかなあ。
雲の下の方にしゃしゃっと筋っぽいもの

そのあと、そっち方面に電車で出勤
ちゃんと雨降ってました。
感動です。
泣きそうになりました。
雲を見出してから、初めて実用的に役にたった訳です。

梅雨のお陰です
♪ハッピバースデー ツーユー

前線との関係
以前、前線の話をしました。
おさらいです。
高気圧って、まるまるまるってなっているだけだけど
低気圧は、ふたつの線が出てます。
右の方に温暖前線(赤いお椀付き)
左の方に寒冷前線(青い三角付き)
ゆっくり反時計回りに回りながら、西の方に移動していきます。

温暖前線のところに出来て雨を降らせるのが、乱層雲で
寒冷前線のところに出来て雨を降らせるのが、積乱雲(入道雲)

雨域っていう水色のところを見てもらえると
温暖前線の方は幅広く、寒冷前線の方は幅が狭い
温暖前線の方は横に広い乱「層」雲だから、じわじわーっ、しとしとーっと長い間降ります。
寒冷前線の方は縦に長い「積」乱雲だから、どっと降ってさっとやむ。

雨が降ってきたら、スマホとかで、例えば
https://tenki.jp/lite/guide/chart/
で自分の地域を確認しどっちの前線が通過しているのかを確認する。
雨宿りに意味があるかなー

積乱雲の方は雷が鳴ったり、雹が降ったりしますけど
乱層雲はそういうことがありません。
そういうことでも区別できますね。

温暖前線は、冷たい空気の上に暖かい空気が乗っかっていく感じ

だから、長い間に、巻雲から始まって雲が変化しつつ
最後に乱層雲となって雨

巻雲の時に言いましたね
最初は桐谷美玲のように可憐だったのに、最後は泉ピン子
ああ、女性の一生は恐ろしい。
(失礼。間違えた)

梅雨
今までは、前線が通過する前提でお話ししましたが
今、梅雨時にはなかなか通過してくれず
日本列島のちょっと下あたりに、居座っちゃう
梅雨前線って奴です。

いつまでたっても乱層雲

なぜ梅雨時はそんなことになるのか
明日、詳しく説明しますね。

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