積乱雲。雷の鳴る、かっこよくて怖い入道雲

雲シリーズ、最終回になります。

いつものようにおさらいから

積乱雲
前回、積雲を話しましたが、大きく縦に成長し雨が降るようになっちゃったバージョン

夏っ、て感じのする
入道雲と言ったりもする雲

おさらいの絵を見てもお分かり頂けるように
低いところから高いところまで、とにかくでかい

雨の降る雲は、名前に「乱」がつき雲の10種類のうち、乱層雲と積乱雲だけ

乱層雲のところでお話ししたように
乱層雲でじわじわの雨
乱層雲が、温暖前線に伴い、じとじと長期間に雨を降らせるのに対して
積乱雲は、寒冷前線に伴うので
短期間でどっと降り、さっと上がる。
図式的には
温暖前線が、冷たい空気の上に暖かい空気が緩やかな坂のように乗り上げていくのに対して
寒冷前線は、暖かい空気の下に冷たい空気がぐいっと無理矢理入ってくる感じだから

縦方向に強い上昇気流が出来
もこもこもこっ
さらにもっと
もこもこもこっ

強い上昇気流で釣り合っていたはずが
縦方向に大きいから上の方の氷の粒が下に落ち出すと、
どんどん下の雨粒とくっつきながら
大きな雨粒になってどしゃ降りになる

ぶつかり合いが、激しく起きるので
電気が発生して、
雷様が
ピカッ、ゴロゴロ

上の方の氷の粒が氷同士でくっついて
大きくなって重いのでそのまま落っこちて来る場合は
雹(ひょう)になる

雷や雹が起きるのは、乱層雲にはない、積乱雲だけの特徴

特に夏は地表の温度と上空の温度の差が大きいので
大きく発達する

午後に発生して、夕立、っていうのが多いパターンだけど
いわゆるゲリラ豪雨のように
集中して降って災害をもたらす可能性もあるので

遠くから見て、とてもカッコイイ雲ではあるんだけど
怖い雲だということも忘れちゃいけません。

かなとこ雲
変形バージョンで、上が平らなかなとこ雲というのもあります。

これもまたカッコイイんだけど
カッコイイとも言っておられなくて
竜巻が発生する可能性がある

西の空に、積乱雲を見つけたら
こまめに、天気予報を確認しましょう。

雲シリーズ
雲シリーズやってよかったなあ

雲に興味を持つと、上を見上げるようになります
上を見上げるって、しているようでしてきませんでした

良いもんです。

大きいです。
カッコイイです。
綺麗です。

あんなに大きくて、かっこいいものが
ほとんど毎日見られるのに
見ているようで見ていなかったなんて
なんて勿体なかったんでしょう。

無条件でスカッとします。

スカッとすると腹がたったり、イライラするのが少なくなります。
なんだか最近、そう言われると、って思います。

雲は幸せの守り神かも知れません。

最後に
積乱雲ではないですが
今日、綺麗な夕焼け雲が出ていました。

また、ちょっと期間を開けて
今回面白いかも、って感じた、気象について
シリーズ化するかも知れませんので
その時は、また読んでくださいね

索引はこちら
[雲]シリーズはこちら(少し下げてね)


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