笠森お仙は会いに行けるアイドル

江戸のヒロインシリーズ

前回、前々回と遊女でしたね

遊女は庶民に大人気で、ファッションリーダーでもあります。
ということは、女性にも人気と言うこと

良く考えると不思議です。
女性が遊女にあった事がある筈ありません。
普通の人は入っていけないでしょう。

なぜ真似できるのか
浮世絵の存在です

女性もこぞって手に入れるんです。

とは言え、高嶺の花って感じはするなあ

そんな時、人気浮世絵師、鈴木春信(はるのぶ)やってくれました。

一般女性を美人画に書いた。
えらいっ

笠森お仙
谷中感応寺の笠森稲荷に水茶屋「鍵屋」に勤める少女

早い話が、喫茶店でアルバイトしているウェイトレスさん

今まで人気女性は、その道の言わば玄人さん
お化粧バッチリで、最新モードを着こなし、教養、芸能まで完璧

対するお仙は、ただの素人
化粧っ気もなく地味な木綿の着物
きゃしゃな体で、きびきび働く、素朴な魅力

大きな揺り戻し
大ブームになります。
なんせ、お茶代一杯分で会いに行けるんですから。

錦絵はもちろんのこと、双六、瓦版、手拭い、人形などの関連グッズがバカ売れ
歌まで出来ちゃいました。
明治の頃まで、ずっと流行り続けた、手まり歌

向こう横丁のおいなりさんへ
一銭あげてざっと拝んでお仙の茶屋へ
腰をかけたら、渋茶を出した
・・・・

大田南畝(おおたなんぼ)は、かなり入れ込んでいたようで
「半日閑話」で何度も話題にしています。

特にこの時代に爆発的に何かが流行すると言えば、芝居
笠森お仙も堺町の芝居で中島三甫蔵が
うねめが原に若紫、笠森稲荷に水茶屋お仙
という台詞を言って話題が盛り上がり

いよいよ森田座で中村松江によるお仙の芝居が大当たりします。

明和の三美人
さあ、そのなると次に続けと、美人探しが始まります。
とても良い事ですね

浅草観音裏の楊枝店の柳屋お藤
浅草寺境内の大和茶屋の蔦屋およし

この二人を合わせて、明和の三美人
花の中三トリオみたいですね

左から、お仙、菊の丞、お藤(およしが見つかりませんでした)

その後のお仙
突然、お仙が消えたっ

「とんだ茶釜が薬缶に化けた」
お仙見たさに水茶屋来れば
禿げた親父がいるばかり

お仙はどうした
お仙ちゃーん

憶測が飛び交う

病に倒れたか
どこかの国に拉致されたのか

江戸中の男どもが悲しみに暮れる
一人を除いては

旗本の御庭番で笠森稲荷の地主でもある倉地甚左衛門

あなたのところにお嫁に行きます。

9人の子宝に恵まれ、長寿を全うしたという

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