[赤穂浪士]13 間十次郎。出ました一番槍

赤穂浪士シリーズ13人目

間十次郎(はざまじゅうじろう)
表門組 部屋住み 玄関固め 26歳

出ました。一番槍
吉良上野介に、一番最初に槍を突き刺した大手柄

お父さんは間喜兵衛、弟は間新六郎という四十七士一家
お父さんの事を尊敬しているので、
常にお父さんと行動を共にします。

武林唯七の兄・半右衛門が討ち入りの仲間に加われないことでひどく悲しんでいることを知り、
半右衛門宛に慰めの手紙を書いています

十次郎は、江戸で一番の剣客であった堀内源左衛門の道場に通い、腕を磨きます。
堀部安兵衛や奥田孫太夫も同じところで学んでます。
さらに、水沼久太夫からは槍を学ぶ。

当日は槍の方で参加です。

肝心の吉良上野介が見つからない。
焦りの色が出てくる一同

十次郎が台所わきの炭小屋を調べようとしたところ、
数名の侍が飛びかかってきたが、それを斬り伏せた。
その奥に潜んでいた白髪の老人が脇差しを抜いて飛び出してきたところを、
十次郎は槍でひと突きし、その直後に武林唯七が斬り伏せた。

その老人こそが吉良上野介

そのあと、泉岳寺の浅野内匠頭の墓前までみんなで歩き報告。

予め、焼香の順番は位の高いもの順と決まっていた。
ところが、大石内蔵助のはからいで、
一番槍をつけた十次郎が最初に焼香した。

ただこの一番槍、ちょっと微妙。
最初は武林唯七の方かも知れない。

十次郎の槍が先に吉良上野介に届いていたかが分からない。
その次の武林唯七は、ひょっとして俺の方が先なんじゃないかと思っているけど
なんとなく流れで、一番槍が十次郎ってなってるし
ここで喧嘩するのも大人げないと黙っていた。

ところが十次郎があんまり嬉しそうにしているもんで
あまり嬉しそうにするなよ。一番は俺かも知れないんだから、とチクリ

辞世の句
終(つい)にその待つにぞ露の玉の緒のけふ絶えて行く死出の山道

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