腹式呼吸は何故いいの?

腹式呼吸
・腹式呼吸は、横隔膜を上下させて肺を膨らませたり、縮ませたりする。

横隔膜
・横隔膜は膜とは言っていますが、筋肉です。
・この横隔膜は非常に特殊です。
・随意筋(自分の意識で動かせる)か不随意筋(動かせない)かですが、半随意筋ということになります。
・通常、インナーマッスル(体の深いところにある筋肉)は不随意筋です。
・ところが、横隔膜は横紋筋といって構造自体は随意筋の範疇になります。
・で、どうなるかというと、訓練次第で動かせるようになる筋肉=半随意筋だそうです。

腹式呼吸の方法
・横隔膜を意識して動かせるのは、かなりの極意と考えて、当面はお腹の筋肉で腹式呼吸をしましょう。
・お腹の筋肉はまちがいなく随意筋です。
・腹芸だって出来ますから。
・お腹をへこませる→内蔵が押される→横隔膜が上がる→肺が縮む(吐く)
・お腹をふくらませる→内蔵が下がる→横隔膜が下がる→肺が膨らむ(吸う)
・となります

9対3での腹式呼吸
・胸式は吸うことに重点をおいた方法。深く吸うには胸式。
・腹式は吐くことに重点をおいた方法。深く吐くには腹式。
・9対3では3セット目「さあん」の時はかなり頑張って腹をへこませないと無理です。

内蔵が動く
・腹式呼吸のメリットの一つ目は内蔵が動くということです。
・これは実感として分かります。
・お腹がすくのです。
・食事に関わる4つの原則の一つ目「お腹がすいてから食べる」にぴったりです。
・会社帰りにウォーキングしてから帰宅後、食事をするとおいしいおいしい。
・美味しく食べないとダイエットにも健康にも悪いので、腹式呼吸はバッチリです。

副交感神経が活性化
・横隔膜が半随意筋だということは、半分を司っている自律神経を、もう半分の「意識」で制御できるという特殊な関係になります。
・特に横隔膜は副交感神経と密接に関わっており、副交感神経が活発化します。

腹横筋が鍛えられる
・どこかの筋肉を動かすとその回りの脂肪が取れる、部分痩せというのはかなり難しい。
・代謝の仕組みでも分かったように、どこの脂肪が使われるかというのは、トータルで不足していることから来る現象だからです。
・唯一、部分やせ的効果を得られるのが、下腹ぽっこり対策です。
・そのためには「腹横筋」という筋肉を鍛える必要があります。
・この話は長くなるので、別立てで説明します。
・いずれにしましても、この「腹横筋を鍛える」ことが腹式呼吸でできます。

あとは、腹式呼吸だからというより、全体呼吸で呼吸が深くなるからというメリットになるのでまた後日。

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