東久留米市図書館バックヤードツアーに参加しました。

週末で、本来、お出掛けするところですが
カミさんが老人ホームの仕事ではありませんでした。
家でやる方のお仕事。

残念無念
庭の草取りと木の枝の伐採をしたあと
おとなしく、図書館に行くことにしました。

図書館
図書館でいっぱい本を読んでおりました。

ピンポンパンポーン
東久留米図書館では、おかげさまを持ちまして40周年を迎えました。
そこで、特別企画として、館長自らが案内する
図書館バックヤードツアーを今から実施いたします
ご興味のある方は、一階カウンター前にお集まり下さい。

こんな、丁寧なお誘いを受けると参加しないではいられません。

大盛況。館内放送だけなのに、20人ほど集まりました。

首から「バックヤードツアー」と書かれた札をぶら下げて
はじまりはじまりー

まずここはマンガ部屋です。



子供たちが靴を脱いでくつろぎながら、マンガとか絵本を読めます。
自治体の図書館でマンガを置いているのは珍しいかも

マンガだけじゃなく
絵巻物タイプの絵本とか、珍しい絵本も置いてあります。

さあ、本当のバックヤードに入って参りましょう。


良くある(?)雑然としたオフィスですね

ここで、買う本を選ぶ会議の事とか、逆に廃棄する本の基準とかの事を教えてくれました。

あと、一番でかい本はこれ

でっかい車庫
東久留米の四つの図書館内を予約本が行き来する車が着く

昔は、移動図書館というのがあって、ここにどーんと置いてあったそうです。

過去一年分の新聞や新聞の縮刷版とかが置いてある資料庫
こんなハンドルをグルグル回すと横に移動します。

これが一番高い本
一番高いと言ったので、希少価値で、解体新書の原本とかでン百万かと思いきや
10万円
さすがは公共。ほほえましいです。

こちらでは目の見えない方見えにくい方のための音声による本がありました

ここがみんなに一番評判の良かった場所、屋上です。



実は東久留米の中央図書館の回りには、高いビルが一切ありません。
何と2階建ての図書館の屋上でこんなに見晴らしが良い。
晴れていれば、富士山がきれいに見えるそうです。
風がすーーっと通ってとても気持ち良かったです。

地下の書庫。
検索機で見つけた本
ちょっと待ってて下さいね持ってきますから、って事があるんだけど
ここから探してくるんですね
何万冊って言ったか忘れちゃったけど、
4箇所の東久留米図書館を合わせた内の約半分がここにあります。

これは、最新式で、グルグル回さ無くても電気でビーって動きます。
間に人が入っているとボタンを押しても動かないのでペシャンコにはなりません。

少し小さめの書庫の方には地域資料とかが置いてあります。

地域資料と聞いて、アンテナがビビッと反応しちゃいました。

すみません、その地域資料の中には、貴重なものがあったりするんでしょうか

(待ってましたとばかり)

はい。
地域住民の方から家にあった古い資料なんだけど、と寄贈していただけるものがあります。
これが、
まだ東京都が東京市だったころの三多摩の地域資料になります。

(一堂)おおおーっ

本日は、ありがとうございました。
今後も、東久留米図書館をよろしくお願いします。

パチパチパチ

皆さん大満足のようでした。

私は例によって、色々聞きたいことがあったので
館長さんに聞いてみよう。

もうひとり、そういう方がおられて
その方が質問されたのは
東久留米以外の図書館で、清瀬とかはお互い頻繁に本をやり取りして
どっちでも予約できたりすると思うんですけど、他の市とかとは出来るんでしょうか

(それそれ、それ聞きたかった)

はい。できます。
他の市の図書館のホームページとかで検索でそちらにあるとかが分かれば
言っていただければ持ってきてもらうように連絡する仕組みになっていますし
単純にこの本というだけでもお調べできます。

うわあ、すごいですね。そうなんですか

一番良いのは東京都の図書館蔵書ホームページから検索していただけるとどこにあるか一目瞭然で出てきますので
カウンターで言っていただければ、横の連携で取り寄せできます。

これはスーパー便利な情報ですね。
早速調べました
あったぁ
カーリルローカル
https://calil.jp/local/tokyo
試しに、「衣通姫」で検索すると
なんと301冊も

ちょっとちょっと。最大の収穫です。
アマゾンでの検索より便利じゃないですか
しかも、無料

私が質問したのは、というより雑談したのは
電子書籍は図書館で貸出しできるようにならないんですか?

これはやはり大きなテーマらしく
まだどこも踏み込めていないらしい
日本が遅れているところ、とおっしゃっていました。

すみません。
先ほどの貴重な地域資料、このあと見せていただけませんでしょうか

地域資料

無茶苦茶面白かった。
明治27年のもの
それぞれの場所の名所の紹介
一つ一つ見ていって、玉川上水、神田上水、八王子、小金井公園
当たり前かも知れないけど、今分かっていることと全く一緒
井の頭駅で徳川家康が内田六次郎に命じて、なんて
涙がちょちょぎれます。

次に面白かったのが仮名づかい。
まずカタカナか平仮名かで明治政府は最初フラフラして、カタカナに統一していく
明治27年なので、カタカナですね
面白いのが外来語

今は通常がひらがなで、外来語がカタカナですよね
一番右の行を見てください。
外来語がひらがな

通常をひらがなからカタカナに変えたことで、ひらがなを捨てた訳じゃなかったんですね
外来語用として使っていた。
いやあ、面白い
この本で初めて知りました。

あと、現代仮名遣いになるのは昭和なので当たり前ですが
ヒとフ

「云フ」「生ヒ茂リテ」「憂ヒ」

ああ、面白かった

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