[昭和歌謡]96 あずさ2号

昭和ヒット曲全147曲の真実シリーズです。

あずさ2号
狩人
作詞・竜真知子、作曲・戸倉俊一
1977年

♪明日私は旅に出ます
 あなたの知らない人と二人で
 いつかあなたと行くはずだった
 春まだ浅い信濃路へ

あずさ2号
売れましたよねぇ、この歌
やけに耳に残る歌でした。
男兄弟というのも良かったのかな

「あずさ」は中央本線を経由する特急列車
新宿と松本を結びます。

歌が流行った当時、あずさ2号は、1本は新宿駅を、もう1本は松本駅をいずれも午前8時00分に出発
歌詞では、信濃路へ、と言っているので新宿発の下りのあずさ2号ですね

ところが、1年半後に、下りのあずさ2号がなくなっちゃうんです。

それまでは下り列車は下り列車、上り列車は上り列車でそれぞれに1号、2号、3号
1978年10月2日に実施されたダイヤ改正で、下りが奇数(1号、3号、5号……)、上りが偶数(2号、4号、6号……)
というルールに変わっちゃいました。
あずさ2号は上り列車だけになっちゃいました

対処方法は二つありますね

1.我慢する
2.歌詞を変える

それから何度かのダイヤ改正を経て、今はどうなっているか

あずさ2号は松本駅始発で、午前6時8分に出発。
途中、山梨県の大月駅を、平日限定で午前8時ちょうどに発車しています。

♪8時ちょうどのあずさ2号で~

この特急、進歩しました。
新宿止まりではないんです。
東京駅まで行く

ということは、新宿区の「信濃町」駅を通過する

♪春まだ浅い信濃町~

解決!

[昭和歌謡]シリーズはこちら(少し下げてね)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です